生姜に飽きた人へ!こんな食材も冷え性さんにはおすすめ。薬膳のプロが教える、体を温める食べ物
身体を温めてくれる食材として「クルミ」を紹介。咳や鼻水を抑える働きがあり、その効能からも冬に食べるのが特にお勧め!温活中だけれど「生姜」に飽きてしまった人も胡桃を是非お試しください。
こんにちは。国際中医薬膳師の茂呂麻子です。
今回は、冬に食べたい身体を温めてくれる食材をご紹介します。
身体を温めると言えば、「生姜」。
身体を温めてくれる食材の代名詞のように生姜が使われていますが、「生姜以外にないのかな?」と思ったことはありませんか?
しかも、今回はおやつのように気軽に食べられて、体を温めてくれる食材のご紹介です。
それは何かと言うと…クルミです。
クルミは、薬膳の理論を用いると「体を芯から温めてくれる食材」と言えます。
その理由は、五臓の「腎」を温めてくれるからなのです。
ちなみに中医学でいう五臓の「腎」は腎臓を指すわけではなく、内分泌系、泌尿器系、生殖器系の内臓やその働きが含まれます。
この五臓の「腎」にも陰陽があると中医学では考えます。
つまり「腎陰」と「腎陽」があると考えるわけです。
そしてクルミはこの「腎陽」を補ってくれる食べ物と言われています。
実はこの「腎陽」、とても大切なものなのです。
なぜなら、腎陽は「全ての陽の大元」であると考えられているからです。
つまり、腎陽を補うということは「すべての陽の大元」を補うことと等しくなります。
このため、身体を芯から温めることにつながるわけです。
クルミは「腎陽を補う」という体を温める効能以外にも、次のような効能があるとされています。
- 咳を抑える
- ダラダラ出てくる透明の鼻水(水様性の鼻水)を抑える
*鼻水が黄色くて粘々している場合は、逆効果になりますのでご注意ください。
効能からして、冬にぴったりのオヤツですね。
ただし、胃腸の弱い方は、種実類であるクルミを食べ過ぎると胃もたれする恐れがあります。
体質を考えて、摂取してください。
生姜に飽きた人や、生姜が苦手な人は、次はくるみを取り入れてみましょう。
寒い日のおやつは、パンケーキやスナック菓子ではなく、クルミを食べるのがお勧めです。
美味しくて止まらなくなりがちですが、適量を守ってくださいね。
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こんにちは、国際中医薬膳師の茂呂です。
北京中医薬大学日本校にて本格的に薬膳の勉強をしてまいりました。
横浜を中心にスカイプを使って全国の方を対象に薬膳スクール「美カラダ」を主宰しております。
体は食べたものでできています。
冷えや生理痛、頭痛やだるさなどの体の悩みを改善する食材のご紹介や中医学を中心とした体の診方などの情報を書いていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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