【むくみをとる食べ物、飲み物】お弁当のおかずにも入れたい”むくみ解消食材”3つ

むくみがひどい人にお勧めの薬膳食材を3つ紹介。生薬として扱われている食材ですので、嬉しい効果・効能が期待できます。余計な水分の停滞を防いで、ぽっちゃり体質を改善しましょう。

執筆者: 茂呂 麻子 職業:薬膳スクール「美カラダ」講師
「むくみ」がひどい人にお勧めの薬膳食材

こんにちは、国際中医薬膳師の茂呂麻子です。 

 

むくみは、身体に残った「余計な水分の停滞」によって起こると中医学では考えます。

水分代謝がうまくいかず、身体の中に停滞している余計な水分です。

 

余計な水分の停滞を防いで、ぽっちゃり体質を改善!

この水分が身体に残りやすい体質の人は、やがてぽっちゃり体質になりやすいという考え方もします。

むくんだ足はそのまま太くなっていく…そんな経験はありませんか?

今回は、そんな余計な水分の停滞を防いでいくれる食材たちをご紹介いたします。

 

 

水分停滞に効く代表食材といえば「ハトムギ」

ハトムギは、生薬名を「ヨクイニン」と言います。

厳密には、ヨクイニンとは「ハトムギの皮をむいたもの」なのですが、効能は食材として手に入るものでもしっかりとあります。

 

 

美肌効果があり、イボ取りの薬としても有名

ハトムギには皮膚の新陳代謝を促してくれる効果もあるため、「イボ取りの薬」としても有名です。

美肌には欠かせない薬膳食材でもあります。


美肌にもなり、余計に停滞した水分を出してくれるハトムギ、食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

手軽に飲める「トウモロコシの髭茶(ひげちゃ)」

お仕事中、休憩に飲み物を飲むことありませんか?

そんな時は甘い飲み物ではなく「トウモロコシの髭茶」がお勧めです。

 

トウモロコシの髭も、実は「玉米髭(ぎょくべいしゅ)」として生薬で使われることがあります。

一時話題になったことがありますので、健康食品を取り扱っているお店なら手に入ると思いますし、夏になってトウモロコシが出回るようになれば、自分で作ることも可能です。

 

トウモロコシの髭茶を手作りする方法

トウモロコシをむくときにたくさんでる「髭」。

これを天日干しにした後、フライパンなどで軽く乾煎りします。

 

以上で完成です。

煎じてお茶として飲むと良い効果が期待できます。


忙しい女性は市販品でも十分だと思います。

 

 

夏になったら、ぜひ食卓に登場させたい「冬瓜(トウガン)」

冬瓜は、むくみに有効な食材として、薬膳では頻繁に登場します。

ただし、旬は夏ですし、身体を冷やしますので、冷え性の方には摂り方に注意が必要です。

 

この冬瓜の皮を干した「冬瓜皮」も、生薬として使われることがあります。
トウモロコシの髭茶と同じ要領で、皮をよく洗って、天日干しにして煎じて飲んでみてください。

 

 

どれも利尿効果が高いので、摂るタイミングには気をつけて!

これらの食材はすべて利尿効果が高いです(余計な水分を尿として排出するよう働きかけます)。

 

このため、これから電車に乗らないといけない時や、これから長時間の会議といったような時には向きませんのでご注意ください。

 

むくみやすい人におすすめの生薬3つをご紹介しました

今回は3つしかご紹介しませんでしたが、もちろん他にもあります。

ただ、この3つは生薬として(効能がしっかりあるものとして)扱われていますので、ぜひ試してみてくださいね。

 
 コラムニスト情報
茂呂 麻子
性別:女性  |   職業:薬膳スクール「美カラダ」講師

こんにちは、国際中医薬膳師の茂呂です。
北京中医薬大学日本校にて本格的に薬膳の勉強をしてまいりました。
横浜を中心にスカイプを使って全国の方を対象に薬膳スクール「美カラダ」を主宰しております。

体は食べたものでできています。
冷えや生理痛、頭痛やだるさなどの体の悩みを改善する食材のご紹介や中医学を中心とした体の診方などの情報を書いていきます。

どうぞよろしくお願いいたします。