[中医学・薬膳]みかんの皮を乾燥させた「陳皮(チンピ)」の効能と作り方
みかんの皮の優秀な効能を中医学・薬膳の理論から解説。漢方薬にも使われている「陳皮(チンピ)」の作り方と、おすすめの使い方も紹介。
こんにちは、国際中医薬膳師の茂呂麻子です。
「こたつでみかん」が日本では定番の冬のスタイルですが、食べ終わったみかんの皮…「何か有効活用できないかな?」と思ったことはありませんか?
実は、みかんの皮にはとても優秀な効能があります。
みかんの皮は「陳皮(チンピ)」という漢方薬として扱われています。
この陳皮、日本では温州ミカンの皮を乾燥させたものを使用しています。
成熟したみかんの皮を乾燥させたものを「陳皮」、まだ青いみかんの皮を乾燥させたものを「青皮(セイヒ)」と言います。
この陳皮には「健胃作用」というものがあり、胃もたれをしたり、吐き気のある時に有効です。
また、咳を鎮めてくれる効能にも優れているため、風邪で痰が多い咳の症状を抑えたい時にも家庭療法として使えます。
なお、数は少ないですが、「省農薬」で育てられたみかんというものも存在します。
農薬が気になる方は、陳皮用にはそういったものをご利用になるといいかもしれません。
生薬は、古いほど良いものであると言われていることから1年ほど乾燥させますが、通常使いするのであれば、1~2週間で十分です。
可能であれば、1か月くらい乾燥させるとさらに良いでしょう。
ちなみに、風通しの悪い場所で乾燥させるとカビが生える可能性もあります。
そんな時は、冷蔵庫で乾燥させることもお勧めです。
一番簡単な使い方は、お茶に入れることです。
紅茶のように体を温めるお茶を入れると、陳皮は巡らせる効能に優れているため、より体を温めてくれます。
粉末にすると用途幅が広がります。
ミルなどを用いて粉砕し、粉砕した粉を使ってケーキの材料にしたり、パンを作る時に乾燥させた粉を混ぜて使用できます。
みかんは皮まで食べると効能をしっかりと利用できる、と言われています。
せっかくなので捨ててしまわず、咳がなかなか止まらない時や胃もたれしやすい時などに一度試してみてください。
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こんにちは、国際中医薬膳師の茂呂です。
北京中医薬大学日本校にて本格的に薬膳の勉強をしてまいりました。
横浜を中心にスカイプを使って全国の方を対象に薬膳スクール「美カラダ」を主宰しております。
体は食べたものでできています。
冷えや生理痛、頭痛やだるさなどの体の悩みを改善する食材のご紹介や中医学を中心とした体の診方などの情報を書いていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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