【褒め方実例】”褒め方が分からない”…部下や後輩、好きな相手を上手く褒める方法6つ

ほめ言葉は人間関係を良くする潤滑油。ただ、上手に褒めるのは意外と難しいもの。今回はシチュエーション別に6種類の褒め方を紹介。口べたでも、大丈夫。相手を幸せにできます。

執筆者: 平島裕希
シチュエーション別!相手を上手く褒めるコツ

気になる人に話しかけたいときや、実は「この人のこういうところ、すごく良い」と感心すること、ありますよね。でも何を話してよいのか分からない、どう話してよいか分からない…。

 

そんな時は、褒め言葉をかけるのがお勧め!
ですが、褒めるのって意外と難しいんですよね。

 

今回は、おすすめの「褒め言葉の言い方のコツ」をご紹介します。

 

 

とりあえず会話をしたいなら?
→ 雰囲気の変化を褒める

何か話しかけたいけれど、特に思いつかない…。

そんな時は、細かく褒める必要はありません。

 

  • 「今日はなんだかいつもと違うね!何か良いことでもあったの?」
  • 「あれ?今日は楽しそうだね!夜にどこか行くの?」 など


よく見ると実は褒めてません。

言われた側からすると褒められているかのように聞こえるだけ。

 

重要なのは、「(プラス方面に)いつもと違う雰囲気」と伝えてみることと、質問で終わらせることです。
会話をするのが目的なので、褒め言葉で心をつかむところまで考えなくても大丈夫です。

 

謙遜されても、強気で言い放つのが成功のポイント

ちなみに、日本人は謙遜するので「そんなことないよ」「何もないよ」の返事が返ってくる確率も非常に高いです。

そんなときは、そこで引かずに「いいや!今日は何か違うよ!2度見しちゃったもん!」というくらいに自分の意見を通すと、相手も「そ、そうかな?」と気分が上がるります。

 

たとえ本当にいつもと変わらなかったとしても、強気で言い放ってください。

 

 

冗談っぽく褒めたい(軽く心に残るくらい)なら?
→ 1回沈める/キレる(disる)

直球で相手を褒めるのは、少々気恥ずかしいもの。

そんな方にお勧めなのが、相手を1回沈める、もしくはキレ気味の口調で褒める方法です。

 

  • 「普段はダサいクセに、今日に限ってカッコイイし!」(1回沈める)
  • 「綺麗な顔しやがってー!」(キレ気味口調) など


ポイントは、すぐに他の話題へ持っていくことと、噛まないこと。
「え?何?」と聞き返されて、もう一度言う羽目になると、勇気を出して褒めた自分が恥ずかしいのでご注意を。

 

冗談っぽく褒めたい(ちゃんと心に残るくらい)なら?
→ 勝手に1番にしてしまう

誰でも人には負けないということが1つはありますよね。

そこを勝手に1番にしてしまう方法です。

 

  • 「会社で1番仕事が丁寧だよね」
  • 「こんな繊細な技、ほかにできる人はいないよね」 など

 

このやり方は「レッテル貼り」と言って、これを言われた人はその道を究めていく傾向にあります。


そこまで綺麗好きではない人でも、ちょっと掃除をしているのを見かけたときに「いつも時間がないからなかなかできないけど、本当は1番綺麗好きなのは○○だよね」などと褒めてみると、綺麗好きになっていったりします。

 

やる気スイッチを押したい人などには、ぜひ使ってみてください。

 

 

二人っきりで良いムードになったときに使える褒め方は?
→ 空気と一緒に吐く

2人きりになったとき、目を見て相手を褒めるのって、ちょっと恥ずかしいし勇気がいりますよね。

そんなときにお勧めなのは、空気と一緒に吐く方法です。

 

  • 「優しさが他の人とはちがうなぁ…」
  • 「いい男はちがうなぁ…」
  • 「この時間、落ち着くなぁ…」 など


大事なのは、はっきりと聞こえつつも、息を吐くかのようにつぶやき、目を見て言わないこと。

ちょっと演技が必要ですが、盛り気味の褒め言葉を投げかけるなら、これがイチオシです。

周りの人よりちょっと優位に立ちたいなら?
→ 結果より過程(努力)を褒める

誰も見ていないと思っていることを人に褒められると嬉しいですよね。

女性がネイルや髪を褒められて嬉しいのは、頑張ったことを褒められるから。


それを応用して、ちょっと細かいところまでは気づいていないけど、褒める方法がこちら。

 

  • 「いつも綺麗にしてるよね。がんばってるね」
  • 「いつも忙しいのに、ちゃんとしてるよね」
  • 「みんなが大変でも、笑顔を絶やさないのはすごいよね」 など


「がんばってるね」「すごいね」をつけることによって、細かいところまでわからなくても、言われた方は自分が努力している部分を褒められている気分になるので大丈夫です。

 


また、男性は忙しい自分が好きな人が少なくありません。

「忙しい」ことを指摘してあげると褒められている気分になる方が多いので、女性はどんどん使っていきましょう。

絶対に褒め言葉を口にしたくない!でも、褒めたいなら?
→ 沈める(disる)+ ポンポン

男性に多いのですが、口が裂けても相手を褒めないキャラ、いますよね?

そんな方でもあたかも褒めているかのように振る舞える方法があります。

 

それが一度相手を沈めて(disって)、頭や肩などをポンポンとするパターン。

 

  • 「お前、本当によくしゃべるな」
  • 「化粧が下手だな」
  • 「いつまでたってもうまくならないね」
  • 「○○君って…なんかダメだよね」 など

 

このように、確実にマイナスのことを言った後に、ポンポンとするだけ。
ポンポンに「でもそういうところが好き」や「でも大丈夫」というマイナスをプラスに見せる効果があるので、多くを語る必要がありません。

 


ポイントは、ポンポンしながら言わないこと。
しゅんっとしたら、ポンポン。


「なんで?」「どういうところが?」と聞き返されても、ポンポン。

 

当然ながら、本気で悪口は言ってはいけません。

相手がうすうす気づいていて、「えぇ~?(しゅんっ)」とリアクションを返せる程度にしましょう。

おわりに

人を褒める時に照れ臭かったら、周囲に誰かがいる状態だと「そう思うよね?」と同意を求めて逃げられるので、お勧めです。

また、言われた方も1対1で褒めるよりも「みんなから褒められている」感じが出るので嬉しさが倍増します。


ぜひ褒め上手になって、周囲を幸せにしてくださいね。

 
 コラムニスト情報
平島裕希
性別:女性  |  

可愛い物・甘い物・ファッション・ディズニー・ガールズトークが大好き+゚*。:゚+(人*´∀`)+゚:。*゚+.
お肉中心の食生活ですが、美容の研究のために、オーガニック料理ソムリエの資格を取りました。
元百貨店店員・営業職のスキルを活かして、エレガントな所作やコミュニケーションについても執筆してます。

 

 生活のコラム