「大人あせも」に悩む人が増加中。汗疹の原因、症状、対処法・予防法を紹介。放置するとかぶれが悪化したり、肌に跡が残ったりすることも。

冬場だって侮れない!「大人のあせも」対処法と予防法

世界的な気候変動や環境の変化により、増えているのが皮膚系トラブル。

季節を問わず「大人のあせも」に悩む人が、あとを絶ちません。
悩む方もグレーゾーンの方も、しっかり予防しましょう。

 

 

「大人のあせも」の原因3つ
汗によるかぶれ、炎症

汗腺で作られた汗は、汗管という通路を通って肌表面へ現れます。


人体には、汗の出る汗腺が230万個ほどあるのだとか。
汗をかきすぎると汗管が詰まり、まわりの組織に流れ出てしまうことも。

汗にはアンモニアや塩分が含まれており、皮膚が科学反応を起こしやすくなります。
これらの反応や、表皮内に留まった汗によるかぶれ、炎症があせもの原因です。

 

新陳代謝が落ちている

大人は、子どもと比べるとどうしても新陳代謝が落ちます。
それに、汗をかくたびシャワーを浴びたり、着替えたりも、仕事中は困難です。

 

ストレスが多い

また、大人はストレスも多く、内臓が弱ると皮膚トラブルも出やすくなります。

 

あせもの種類と症状

あせもは、医学的に3つの種類に分けられます。

 

紅色汗疹(こうしょくかんしん)

赤いブツブツができて痒みが出るなど、一般的な赤いあせもです。

水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)

こちらは白いあせもで、直径が2mmほどの水ぶくれが多発。
痒みなどの自覚症状もあまり出ず、自然治癒が多いようです。

深在性汗疹(しんざいせいかんしん)

痒みや赤みなどはなく一見分かりませんが、熱が体内にこもってしまい、熱中症を起こすことも。

「大人のあせも」ができてしまった時の対処法

「大人のあせも」対策のベストは、未然に防ぐこと。
ですが、できてしまった時は、程度の軽いうちに対処しましょう。

可能ならシャワー、もしくは拭きとり清潔に

ぬるま湯で洗い流せるのが一番ですが、無理な時はこまめに拭きとりましょう。
携帯用のウエットティッシュなども便利です。

 

ボディシャンプーの使いすぎを避け、保湿も忘れずに

清潔さは最重要ですが、洗浄剤で肌を乾燥させないことも大切。
薬用や敏感肌用のもので、保湿もしっかりしてあげてください。

ステロイド外用剤・抗生物質の使用は「必ず」医師の指示で

この項目は、個人的な体験談からも力説したい部分です。

医薬品に関しては基本、ネット通販などでお気軽なショッピングは禁物。
医学知識を持たない素人が判断し、知らない薬を買うのは危険です。

上の経皮薬も病院の医師か、薬剤師の指示どおりに使用しましょう。

例えば「脱ステロイド」と呼ばれる悪循環に陥ってしまうと、長引いて厄介なことになります。
医師の指示どおりに使用してこそ、薬効が得られるのです。

「大人のあせも」を予防する方法

あせもは悪化すると、連鎖球菌や黄色ブドウ球菌など、細菌が繁殖してしまうこともあります。

 

特に女性の場合、痕のこりは避けたいですよね。
そういった意味でも、予防は一番大事なことでもあるのです。

汗をかいた時は、シャワーを浴びるか拭きとり、着替える

「大人のあせも」最善の対処法は、予防する方法としても高い効果が望めます。

冬は前開きカーディガンなどで室内の体温調整を

冬場は公共の乗り物や室内の温度設定が高く、外気温とのギャップがかなりあります。
無駄な汗をかかない工夫も、大事な予防策です。

意外に役立つ!折り畳み式の扇子をバッグにイン

夏場はバッグに入れている人も、秋冬にはしまってしまうのではないでしょうか?
折り畳み扇子が、実際とても役にたちます。
このおかげで汗をかかずに済んだという経験談、意外に多いですよ。

おわりに

できることなら避けたい「大人のあせも」。
衣類の着脱で体温調節をするなど工夫し、環境に順応していきましょう。

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