「大人あせも」に悩む人が増加中。汗疹の原因、症状、対処法・予防法を紹介。放置するとかぶれが悪化したり、肌に跡が残ったりすることも。
世界的な気候変動や環境の変化により、増えているのが皮膚系トラブル。
季節を問わず「大人のあせも」に悩む人が、あとを絶ちません。
悩む方もグレーゾーンの方も、しっかり予防しましょう。
汗腺で作られた汗は、汗管という通路を通って肌表面へ現れます。
人体には、汗の出る汗腺が230万個ほどあるのだとか。
汗をかきすぎると汗管が詰まり、まわりの組織に流れ出てしまうことも。
汗にはアンモニアや塩分が含まれており、皮膚が科学反応を起こしやすくなります。
これらの反応や、表皮内に留まった汗によるかぶれ、炎症があせもの原因です。
大人は、子どもと比べるとどうしても新陳代謝が落ちます。
それに、汗をかくたびシャワーを浴びたり、着替えたりも、仕事中は困難です。
また、大人はストレスも多く、内臓が弱ると皮膚トラブルも出やすくなります。
あせもは、医学的に3つの種類に分けられます。
赤いブツブツができて痒みが出るなど、一般的な赤いあせもです。
こちらは白いあせもで、直径が2mmほどの水ぶくれが多発。
痒みなどの自覚症状もあまり出ず、自然治癒が多いようです。
痒みや赤みなどはなく一見分かりませんが、熱が体内にこもってしまい、熱中症を起こすことも。
「大人のあせも」対策のベストは、未然に防ぐこと。
ですが、できてしまった時は、程度の軽いうちに対処しましょう。
ぬるま湯で洗い流せるのが一番ですが、無理な時はこまめに拭きとりましょう。
携帯用のウエットティッシュなども便利です。
清潔さは最重要ですが、洗浄剤で肌を乾燥させないことも大切。
薬用や敏感肌用のもので、保湿もしっかりしてあげてください。
この項目は、個人的な体験談からも力説したい部分です。
医薬品に関しては基本、ネット通販などでお気軽なショッピングは禁物。
医学知識を持たない素人が判断し、知らない薬を買うのは危険です。
上の経皮薬も病院の医師か、薬剤師の指示どおりに使用しましょう。
例えば「脱ステロイド」と呼ばれる悪循環に陥ってしまうと、長引いて厄介なことになります。
医師の指示どおりに使用してこそ、薬効が得られるのです。
あせもは悪化すると、連鎖球菌や黄色ブドウ球菌など、細菌が繁殖してしまうこともあります。
特に女性の場合、痕のこりは避けたいですよね。
そういった意味でも、予防は一番大事なことでもあるのです。
「大人のあせも」最善の対処法は、予防する方法としても高い効果が望めます。
冬場は公共の乗り物や室内の温度設定が高く、外気温とのギャップがかなりあります。
無駄な汗をかかない工夫も、大事な予防策です。
夏場はバッグに入れている人も、秋冬にはしまってしまうのではないでしょうか?
折り畳み扇子が、実際とても役にたちます。
このおかげで汗をかかずに済んだという経験談、意外に多いですよ。
できることなら避けたい「大人のあせも」。
衣類の着脱で体温調節をするなど工夫し、環境に順応していきましょう。
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