シミをなくしたい、美白にしたい…だからスキンケアを頑張る。けれど、そのお手入れ方法は逆に肌に負担を掛け、シミやくすみの原因になるかもしれません。

シミが気になる、美白したい…そのお手入れ方法、ちょっと待った!

こんにちは!美容研究家・素肌美デザイナーの永倉美麗です。

 

シミが増える肌や美白を気にして、お肌のお手入れを始めるも、実はやってはいけないNG美容法をしていませんか?

今回は、シミの原因になってしまう意外なNG美容法をお伝えします。

 

 

シミの原因になってしまう意外な美容法とは?
ゴシゴシ洗顔する

ゴシゴシ洗顔はズバリ、シミを引き起こすトリガーです。

ゴシゴシきゅっきゅっと洗顔を行うと、摩擦によって色素沈着を招きます。

そこからシミに発展する恐れが大きいのです。

 

毛穴の汚れを落として透明感のある肌になろうと頑張っていたら、実はシミ予備軍を作っていたということにもなりかねません。

洗顔は大事ですが、ゴシゴシ洗いは気をつけましょう。

 

柑橘系精油の入ったオイルをつけて紫外線に当たる

柑橘系精油は、レモン、グレープフルーツ、ベルガモットなどを指します。

 

これらのオイルを肌にのせたり、マッサージオイル代わりに塗ってむくみ対策という話も、よく聞く美容法です。

しかし、ちょっと待ってください。

 

これらには「光毒性」という、紫外線に反応する成分フロクマリンが含まれています。

この成分が含まれているオイルを塗布してすぐに日光に当たると、シミになる恐れがあります。

 

もし、使用されるのでしたら光毒性のある成分を除去したものや、希釈を行う、使用後に日光に当たるのは避けるなど、使用には気をつけましょう。

 

なお、レモンやみかん、グレープフルーツ、キウイなどにも光毒性物質(ソラレン)は含まれていますので、朝に食べるより実は夜にいただいた方が安心。

 

シミやお肌の老化対策に有効なビタミンCを多く含む、柑橘系フルーツたち。
これらはぜひ夕方以降に食べるようにすると、ソラレンが邪魔をせず、お肌や美容に良い食べ物として安心して摂取できます。

 

光毒性(ソラレン)を含む食べ物13つ。シミや赤み、色素沈着の原因に!

 

ミネラルオイル(鉱物油)の入った保湿美容は大丈夫?

オイルをつけて日光に当たると日焼けを起こす。

そんな言葉を聞いたことはありませんか?

このオイルというのも実は「ミネラルオイル」を指します。

 

《ミネラル》という言葉が自然な感じに聞こえますが、「ミネラルオイル」=「鉱物油」。

鉱物油は、廃油を精製した油のことですので、自然と真反対です。

 

こちらのミネラルオイル、以前は「焼けるオイル」と呼ばれていたほどです。

その頃のミネラルオイルは、精製する際に不純物が混ざることも多く、その中に日光に反応する成分が含まれていることでシミの原因と言われていました。

 

現在のミネラルオイルに不純物は少ない

しかし、近年は精製技術も上がり、ほとんど不純物が混ざることはないようです。

ワセリンなどたくさんの製品に含まれており、保湿に優れています。

 

ミネラルオイルを含んだワセリンは保湿に、クレンジングはプランツ(植物性)オイルを使うなど、上手に組み合わせて使用すると良いでしょう。

 

シミ予備軍を作らないためのポイントを抑えましょう

少し気をつけるだけで、シミ予備軍はグンと減ります。

今更と思わずに、今からでも少しの心がけをしてみましょう。

 

美容は、1年後、5年後、10年後、20年後…と、年月をかけて良くも悪くも蓄積します。

即効果や短期的な視点ではなく、長期的な視点からスキンケアを行い、素肌美人になりましょう。

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