トレンドに左右されない、ボーダーカットソーの二大老舗ブランドを紐解く
オーシバル、セントジェームス。ボーダートップスの老舗人気ブランドを紹介します。縦しまストライプもかわいいですが、やはりメジャーなのは横しまの「ボーダー柄」。
今やボーダーアイテムは、誰もが一つはクローゼットに入っているものだと思います。
その中でも、年中着回しのきく「ボーダーカットソー」には、名品揃いなのはご存知ですか?
NAOYA KARASAWA/krabät by KOCHAB
どこのブランドでもこぞって発売している定番アイテムではありますが、例えば「バーバリー(BURBERRY)」のトレンチコートや「モンクレール (MONCLER)」のダウンジャケットのように、○○といえばこのブランド!というものが、ボーダーカットソーにも存在するのです。
歴史が長く、作りにこだわった2大ブランドをご紹介します。
1930年、フランスのリヨンで、マリンTシャツブランドとして設立されました。
オーシバル(オーチバル・オルシヴァル)というブランド名は、フランスの小さな村の名前からとったもの。
オーシバル最大の特徴は『ラッセル編み』という糸を非常に沢山使った複雑な構造です。
この生地を編むための機械が多く流通していないため、大量生産ができず、それが逆に希少価値を高めることに。
シルエットはジャストサイズ気味で、クールに着こなしたい人におすすめです。
左裾部分に施された「Bee Emblem」と呼ばれる蜂のマークが特徴でもあります。
ORCIVALは、1970年代~1980年代、フランス海軍に制服用としてマリンTシャツを配給していました。
蜂は本能的に巣に帰る習性があり、海軍の無事を願う意味が込められているとされています。
オーシバルは歴史が長いだけではなく、エンブレムの意味までちゃんと理にかなっているから素敵ですね。
ORCIVAL ルーズボートネックTシャツ BASIC WOMEN
型崩れしにくく、柔らかなタッチに仕上げたコットン100%の天竺素材を採用。
綿100%。
メンズもあるので、カップルでリンクコーデやペアルックコーデをするときにご活用できます。
また、お揃いでトートバッグや帽子も揃えて、マリンルックをお楽しみいただけます。
バッグが自立するほどのハリを持った、丈夫な24オンスのキャンバス素材を使用しているため、使い込めば使い込む程に味わいが増します。
1889年、フランス北部ノルマンディー地方にあるSAINTJAMES市から生まれたブランド。
上記で紹介した「オーシバル」より歴史はさらに古く、特にコットンボーダーシャツは、 100年以上にも及ぶ伝統を守り続け、流行に左右されない不朽のスタイルと高い品質で世界中の人々に愛されています。
ブランドロゴに添えられた「Né de la mer」という言葉は、フランス語で「海から生まれた」という意味。
セントジェームスの製品は、自然と共存するノルマンディーの海の暮らしから生まれたということを表現しています。
セントジェームスのブルーはノルマンディーの海の色であり、ロゴマークにはこの地の歴史的遺産であるモン・サンミッシェルがデザインされています。
マリンスタイルやフレンチカジュアルを目指すなら、1枚持っておきたい上質なボーダートップスです。
オーシバルよりやや厚めのしっかりとした生地をしています。
メンズ・レディース・さらにはキッズまで用意されているので、家族でセントジェームスというおしゃれコーデも楽しめます。
SAINT JAMES/セントジェームス S/S OUESSANT
コットン100%、目のしっかりとした素材は、洗濯機でガンガン洗っても大丈夫。
トレンドに左右されない伝統ブランドのボーダーアイテムを使った、最新マリンスタイルやフレンチカジュアルをお届けします。
紹介した2ブランドは、ピカソが愛したことでも有名なブランドです。
また、何年経っても色褪せない素敵な歴史とネームバリューがあるので、世代を問わず世界中の人たちから支持されています。
流行り廃りのない定番のアイテムこそ、本当に質の良いものを持っておくのもいいですね。
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