華やかで派手な赤色にも種類があります。レッドカラーのお洋服を着るとき、どんな配色コーディネートをすればよいでしょうか?

はじめに

こんにちは。
カラーコーディネーター兼カラーセラピスト・パワーストーンセラピストの安田です。

 

この服、何色と合わせよう?

さて、みなさんは「この色が着たい」と感じて洋服を選んだときに、合わせる色で悩んだことはありませんか?


せっかく好きな色を選んでも、単色で使うことは稀です。

トップに選んだ色と同じ色をボトムに持ってくるというのは、上級者レベルのファッションになるか、もしくは残念なコーディネートになってしまうかのどちらかでしょう。

今回から数回にわたり、色別のカラーコーディネートについてご案内していきます。

 

 

カラーコーディネートは大切です。

カラーコーディネート(配色)にはいくつかのルールがあるということは以前にもお話ししました。

この配色ルールは知っておいて損はありませんが、日常の洋服選びの際には、無理に意識する必要はありません。

心の片隅に置いておきましょう。

カラーコーディネートというのは、見ていて美しく心地よいと感じられれば良く、実際に自分がコーディネートしてみたあとに配色ルールと照らし合わせてみると「あ、だからこの色が合うと思えたのか」と分かるはずです。

とはいえ、「本当に困る」という方や「せっかくなら似合う色で揃えたい」という方もいらっしゃると思いますので、ご紹介していきます。

 

 

赤色にも種類がある!

初回は洋服選びだけでなく、フラワーアレンジメントやラッピング、テーブルコーディネートなどでも大活躍の「赤」です。

一口に「赤」と言っても、一番左端Aの朱のような赤もあれば、左から2番目Bのローズレッドのように、紫に近い赤もあります。

 


ベースの肌色だけで選ぶなら、イエローベースの方は前者、ブルーベースの方は後者の赤が似合います。


一番右端Dのレンガ色のような深い赤は、イエローベースのオータムタイプには似合いますが、同じイエローベースでもスプリングタイプの方は似合いません。

こういった深みのある色はオータムタイプのほか、10タイプ分類のディープタイプの方に似合います。


3番目Cの鮮やかな赤はスプリングタイプの方やウィンタータイプ、10タイプ分類ではビビッドタイプの方に似合います。

 

それぞれの赤に合う色を学ぶ

では、それぞれの赤に合う色はどのような色でしょう。
カラーコーディネートを考える際には、なりたいイメージを思い浮かべてから選ぶとコーディネートの楽しみが広がります。

前述の赤を使ったコーディネート例をご紹介しましょう。

アクティブ

スポーティーでアクティブなイメージのコーディネートには、上記のAやCのように明るい赤が似合います。
そして、この赤に合わせる色も同じように明るく、赤とはまったく色みの違う色を組み合わせます。


中和させるために白をポイント使いしても、メリハリのきいた組み合わせになり、アクティブな印象が損なわれることはありません。

 

リッチ

上記のBやDのように深みのある赤には、大人っぽく豊潤なイメージのコーディネートが合います。


この場合、ポイントは「深みのある」色であるという点です。

色を作る3つの要素のうち、色みよりも明るさと鮮やかさに注目して組み合わせる色を選びます。
アクティブのときは中和させるために白を使いましたが、リッチなイメージの時には白ではなく黒を中和させるために用います。


また、金属を思わせるグレー(プラチナやシルバーのイメージ)、黄色や黄土色(金のイメージ)もリッチなイメージのコーディネートにつながります。

 

 

いかがでしょうか。

ルールに縛られて自由に色選びができなくなることは、とてももったいなく残念なことです。

 

たくさんの綺麗な色に触れると、楽しい気持ちになれます。

まずは自分が楽しくなれる色を選んでみて、「この組み合わせ、変じゃないか不安…」というときにはこのコラムを参考にしてみてください。

この記事を書いたコラムニスト

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