事例で解説!スキルアップは「PDCAサイクル」方法で成功する。 (1/2)
仕事の進め方の基本「PDCA」。スキルアップの学び方にも取り入れられるビジネス概念です。
「PDCA」とは、ビジネスの場では、当たり前のように使われている言葉です。
「Plan」、「Do」、「Check」、「Action」の頭文字を取ったもので、『計画 → 実行 → 評価・分析 → 改善』の一連の流れを繰り返すことで、少しずつステップアップしながら改善していくという手法です。
この手法は、ビジネス以外でも、何にでもあてはめることが出来るので、新しいことを始める時にPDCAを意識しておくと、スムーズな流れを作り出すことができます。
PDCAを実行すれば、効果的かつ継続的なスキルアップが可能!
今回は、職場内の「スキルアップ」に、このPDCAを当てはめて、どのように考えて進めると効果的かつ継続的なスキルアップ活動に繋がるかをご説明します。
ご自身のスキルアップでもいいですし、部下や後輩の指導・教育をする際にも参考になると思います。
まずは、計画を立てます。
何故スキルアップしたいのか、何が必要とされていて、現時点では何が足りていないのか、現状をしっかりと把握しましょう。
思うことを全部紙に書き出してみると、思わぬところに原因や理由があったりします。
目標に達成するのは、いつまでに?どうやって?
どうなりたいのかを定めたら、それを目標として、いついつまでに目標達成すると定めましょう。
そして目標を達成する為には、どうすればいいのかをよく考えましょう。
最終的に目指すところ(理想の姿)はあると思いますが、いきなり大きすぎる目標を立ててはいけません。
PDCAは、何度も繰り返し行い、螺旋階段を上るように最終的に理想の形へと持っていく手法ですので、理想の姿は最終目標として置いておいて、まずは少し頑張れば現実的に達成可能なレベルの目標にしましょう。
大事なのは、現実的な目標と期限、そして達成する為に行う方法。
ここでしっかりと決めて、次へ移りましょう。
Plan(計画)で決めた方法に則って、ひたすら実行していきましょう。
例えば、「毎日本を読む」なら、毎日本を読み、「勉強会へ参加する」なら参加をしましょう。
Do(実行)をやらずして、評価も改善もありませんし、行動をしないということは、スキルアップの為に何もしていないということになります。
もし決めた方法を実現させるのが難しいのであれば、次のCheck(評価)に移り、「この方法ではダメだ」という評価を下し、Action(改善)で新たな方法を考えましょう。
PDCAの手法の中では、Doはさほど重要な位置ではありませんが、実際にスキルを身に付けるのは、このDoです。
計画には入っていなくても、これは良いと思ったら、どんどん取り入れてOKです。
PDCAにこだわり過ぎず、ここでは思いっきりスキルアップの為に行動しましょう。
とても大事な工程です。
計画を基にして行動をしてきて、それがどのような結果になったか。
評価というと堅苦しいですが、自分がやってきたことの確認作業だと思いましょう。
ただ良い/悪い、出来た/出来ないではなく、どういう点が良かった、この点が出来なかったと、具体的に挙げていくようにします。
まずは、全部終わっているかをチェックします。
- 終わっていない場合
なぜ終わっていないのか、「わからない部分が多かった」のか、「時間がとれなかったのか」など、原因を考えます。
- 終わっている場合
終わっている場合でも、「しっかりと理解はできているか」など、掘り下げれば様々な観点でDoおよびPlanの分析をすることができます。
自分で考えても良いですし、周りに客観的な意見をもらうのもいいですね。
ここの分析の良し悪しで、これから先のスキルアップ活動がより確実なものになるか、いまいちなものになるかが決まってしまいます。
自分自身に問いかけるように、丁寧に結果に対する原因を探っていきましょう。
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![松幸恵](/static/img/user.gif)
普段はコンサルタントの仕事をしておりますが、
幼児~大人まで幅広い教育に関心が強く、
教育関係の団体で活動もしております。
誰かの為に、
少しでも誰かの支えになれるようにと、
そんな気持ちを持って
主に教育、時々コンサル目線でのあれこれを
様々な観点から書いていきたいと考えております。
よろしくお願いいたします
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