夏祭りや花火大会も企画され、いよいよ夏本番。夏のイベントで主役になれるのは、なんといっても浴衣! 浴衣は、見る人の目にも着ている本人の心にも華やぎを与えてくれます。
着るのが難しい、値段が高いといったイメージもありますが、最近では、帯をワンタッチでつけられる簡単なものや、小物とセットで5000円以のお手軽な浴衣もでているとか。日本の女性として生まれたのに浴衣を着ないのはもったいない! ぜひ浴衣で日本の夏を楽しみましょう。
■浴衣×帯、コーディネートのポイント
この時期、デパートには浴衣売り場が設けられ、実にさまざまな色やデザインの浴衣や帯が取りそろえられています。たくさんありすぎて、何と何を組み合わせたらよいかわからない! そんな方へ、失敗しないコーディネートのポイントはこちらです。
●1. 浴衣の柄から1色選ぶ
浴衣の柄に使われている色の中から、使用面積が少ない1色と帯の色をあわせるとステキにまとまります。使用面積が多い色とそろえてしまうと、浴衣の柄が映えなくなるので注意。
●2. 浴衣の色と帯の色を同系色に
浴衣と帯を同系色で、濃淡のある配色(浴衣が淡いピンク+帯は濃いワインレッドなど)にするとスッキリまとまります。
●3. 帯は無地にする
浴衣、帯ともに柄物にするとコーディネートが難しくなります。初心者は柄なしの帯を選びましょう。
上記のようなコーディネートでは物足りない! という方は、浴衣と帯の色を反対色(赤⇔緑、紫⇔黄色、青⇔オレンジなど)にするとメリハリがでてワンランク上の着こなしになります。
今年は、色はネオンカラー、素材はラメがトレンドのようで、柄は金魚や花火、ひまわり、朝顔など、昔からある古典的なモチーフを現代風にアレンジしたものが多くみられます。
浴衣にも毎年弱冠のトレンドはありますが、基本的な形はそう変わらないので、あまりトレンドにかたよりすぎないものを買っておくと長く使えます。ネオンカラーやラメは帯や小物など、面積の小さい部分に取り入れると良いでしょう。
■あなたに似合う浴衣スタイルは?
トレンド重視か、長く着られる古典柄か、同系配色かメリハリのあるコントラスト配色か…など、いろいろ考えてしまいますが、やっぱりあなたに似合うものが一番です。服と同様、奇抜なデザインのモダンな柄が似合う人もいれば、女性らしい上品なスタイルが似合う人もいます。
<あなたに似合う浴衣のタイプは? 浴衣タイプ別診断>であなたに似合う浴衣スタイルを探してみましょう。
帯と浴衣の組み合わせを変えるだけで、イメージはガラリと変わります。すでに浴衣を持っている人は、帯だけ新調してみたり、帯を友達やお母さんから借りてみる、などしても違ったスタイルが楽しめて新鮮ですよ。
(金沢 霞)