秋冬の植物でナチュラルインテリアを。手作りリースの作り方とコツ
こんにちは。フローリストの宇野知子です。
今回は、紅葉の枝や秋の実ものが美しい秋冬の植物を使った、雑貨インテリアの作り方をご紹介したいと思います。
秋の小ぶりな実ものをセレクトして、シンプルで可愛らしいナチュラルなリースをハンドメイドしてみませんか?
1種類の実ものだけで作る、素朴で簡単なリースです。
秋の実ものを探して、トライしてみて下さいね。
野山では、「あけび」や「つるうめもどき」のつるがナチュラルな動きを見せてくれます。
また、花屋さんでも、「あかづる」や「野ばらのつる」など、天然のつるものが出回ります。
土台のつるも探してみましょう。
つるうめもどきは、そのまま巻けば簡単にリースが仕上ります。
完成したときのリースの大きさをイメージして、実を落とさないように、丁寧に一定方向に巻き付けてみましょう。
土台として、つる巻きリースを作る際にはポイントがあります。
例えば、つるが6本ある場合は2本ずつに分けます。
また3本の場合は1本ずつ。
4本や5本、7本、8本といった場合は、全体を大体で3等分します。
この時、1組目は太めで丈夫なもの。
3組目のつるは、なるたけ細く繊細なものにします。
あとはこの3組のつるを順番に巻き付けましょう。
- 1組目の丈夫なつるを、1本ずつ一定方向に巻き付けリース状にする。
- 2組目のつるを1本ずつ1のリースの環を真ん中を通しながら、1と同じ方向に巻き付けていく。
- 3組目の細めのつるを、1本ずつ1&2とは逆の方向に巻き付けていく。
こうすることで、3組目の細いつるが、1&2で巻いたリースを抑えながら組み合うので、立体的なリースに仕上げることができます。
天然のつるで作るリースは、質感も木肌の色もナチュラル。
素朴な雰囲気で、素敵です。
秋の小さな実ものとして、「サンキライ」もお勧めです。
山に帰って来ると書いて「山帰来」です。
秋に真っ赤な実をつける、可愛らしい植物です。
天然のものはトゲがあるので注意が必要です。
山に自生しているものもありますし、クリスマスの花材として、秋から冬にかけては花屋さんにも出回ります。
この「サンキライ」も、そのままぐるっと巻けば、リースになります。
また、つるのリースに巻きつけることでボリュームもアップし、豪華なリースに仕上ります。
秋の黄金色の実もの。「ヘクソカズラ」の実も素敵です。
つるがみずみずしい時には、何とも言えない独特な香りがするお陰で「ヘクソカズラ」という名前になってしまったのですが、初夏の頃に咲く花は繊細で可愛らしく、別名では「早乙女草」とも呼ばれています。
花が咲き終わった後、秋に房なりにつく実は、黄金色に輝いています。
野草ですが、都会でも空地のフェンスなどで見かけることがあります。
単独で優しく巻いてリースにするのも可愛らしいです。
もちろん、つるのリースを土台にして巻き付けても。
秋冬の可愛らしい小さな実ものたち。
いくつかの植物の実を組み合わせると、どうしてもごちゃごちゃしがちです。
思い切って、一種類の実ものを丁寧にリースに仕立てることで、素朴な季節感を演出することが出来ると思います。
つる性の実ものに出会ったら、リースにして飾ってみてくださいね。
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フローリスト
フラワーコーディネーター
フラワーショップ『La vie en Fleur』経営。
花教室運営に加えて、親子で楽しむ花のある生活を提案、
通信講座を企画し発信しています。
フラワーアート作家としても活動。
手作り雑貨サイト等で販売もしています。
著書
『花育のすすめ』(三省堂)
HP
La vie en Fleur
http://www.la-vieen.co.jp/
楽天 フラワーギフト専門店Vivre
http://www.rakuten.co.jp/vivre/
ブログ
こどもと一緒に・・・葉っぱなまいにち
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