秋インテリアは「深みグリーン」で模様替え。秋の植物のおしゃれな飾り方 (1/2)
こんにちは。フローリストの宇野知子です。
暑かった夏がようやく終わり、朝夕涼しくなってきました。
秋のはじまりを感じる季節ですね。
今回は、秋の始まりにおすすめの花飾りをご提案いたします。
夏はお花を飾ることが難しかったけれど…
暑い夏の日に花を飾ることは困難でした。
帰宅して玄関を開けると、もわっとした熱気にうんざりし、花を飾る気持ちになれずにいた方もいらしたと思います。
実際に、花瓶の水はお湯になり、部屋の中でも切り花を長持ちさせれことは容易ではありません。
過ごしやすい秋の空気を感じると、少しでも秋の気配を生活に取り入れたい気分になるのも頷けます。
ひと言で秋といっても、冬の始まりまでまだまだ長く、秋は始まったばかり。
しっかりと花を飾るというよりも、夏の名残を楽しみつつ、秋を迎える準備をするという意味合いで、ナチュラルな花飾りをお勧めします。
また、紅葉が始まる秋、そして紅葉の色合いが深まる秋。
秋を急がず、その深みを増していく色合いをゆっくり楽しむ為にも、緑を飾ることからお勧めします。
野に咲くバラの花の実です。
花びらが散った後、ガクの部分が膨らみ小さな実になります。
写真は、山の中で見つけた野ばら。
赤くなると見つけやすいのですが、秋のはじまりはまだ緑。
枝ものとしてワイルドに飾って楽しむことが出来ます。
花屋さんで販売されているものはトゲが取られていることが多いのですが、自然のものはトゲがあるので、取扱いには注意が必要です。
小さな一輪挿しに飾り、植物の神秘を観察するのも楽しいですね。
ドライフラワーにしても実が落ちることなく、長く飾って頂けます。
アジサイの時期は夏のはじまり。
秋のはじまりには、立ち枯れアジサイとして、綺麗な姿で枯れたままのアジサイも楽しめます。
このアナベルは、花の時期がとても長く、白色に咲いてから緑色に変わっていきます。
写真はそのまま立ち枯れになっている状態です。
このままドライフラワーにもなります。
花屋さんで売られているものは、とても綺麗な色で大輪。
カサカサと音がしそうなくらい適度に乾燥し、花持ちが良いのでお勧めです。
器の中に入れてしまうことで、水との組み合わせで独特の世界観を楽しむことが出来ます。
残暑の頃、水との色合いが涼しげです。
秋のはじまりは、リンゴも青い。
観賞用の姫リンゴは、甘味がない(糖分が少ない)ので腐りにくく、その愛くるしいフォルムと色合いを、転がして楽しむことが出来ます。
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フローリスト
フラワーコーディネーター
フラワーショップ『La vie en Fleur』経営。
花教室運営に加えて、親子で楽しむ花のある生活を提案、
通信講座を企画し発信しています。
フラワーアート作家としても活動。
手作り雑貨サイト等で販売もしています。
著書
『花育のすすめ』(三省堂)
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