こんにちは、フードデザイニストの笹生暁美です。
沢山食べるものがある今ですが、栄養失調の人が増えていると言います。
豊かな時代なのになぜでしょうか?
栄養失調というと食べ物のない時代の話と思われますが、内容が違っています。
昔は食べるものがない「量の栄養失調」でしたが、今は食べても栄養が取れていない「質の栄養失調」です。
そもそもなぜ栄養失調を気にしなくてはいけないのでしょうか?
栄養が足りないことで、体調が悪くなったり、女性であれば肌の調子、お腹の調子に悩まされてしまうからです。
朝はパンとコーヒー。
ランチはコンビニでお弁当を購入し、夜は友人とパスタを食べる。
このようなパターンを続けていると、絶対的に不足してくるのがビタミンやミネラルです。
質の栄養失調の特徴は、炭水化物、タンパク質、脂質は十二分に取れているのだけれど、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足しているということです。
ビタミンやミネラル、食物繊維は体の中の調整機能をしています。
例えばビタミンB群は糖がエネルギーになる時に必要です。もしB群がなければ、エネルギーのもとの糖があってもエネルギーを十分に作ることができないのです。
そのため、肥満も増えていますし免疫低下も叫ばれ、体調不良を招いている場合が少なくないのです。
不足しているビタミンなどを補うには野菜を食べること。
昔から健康で長生きには、肉は少し、野菜は多く食べるがよいと言われています。
医療費増大に悩むアメリカで行われた調査のマクガバン・レポートは有名ですが、ここで理想とされた食事が「未精製の穀物に野菜、海藻、魚を副食とする元禄以前の食事」でした。
和食の世界的ブームの理由にヘルシーさがありますので、私たちもその恩恵にあずかろうではありませんか。
お米を中心とした食事の組み立てをします。
白米でもいいですし、時々玄米に挑戦するのも楽しいです。
手軽に栄養価を上げるなら、白米に雑穀を入れて雑穀米にしましょう。
お米には難消化性デンプンが含まれていると表現する栄養学者もいますので、便秘解消のためにもごはんを基本とするのがお勧めです。
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スキンケアカウンセラー 松原 好克
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