生きづらさ、発達障害が原因?アスペルガー症候群の特徴チェックリスト

大人の発達障害「アスペルガー症候群」の特徴セルフチェック!人間関係がうまくいかない、仕事でいつも問題を起こす…もしかするとアスペルガー症候群に当てはまっているかもしれません。

執筆者: 土田くみ 職業:医療カウンセラー

 

 

大人の発達障害「アスペルガー症候群」とは

こんにちは、医療カウンセラーの土田くみです。

 

前回「もしかして発達障害?ADHD(注意欠陥多動性障害)症状のチェックリスト」では、発達障害の1つである「ADHD(注意欠陥多動性障害)」についてお話しをしましたが、今回は「アスペルガー症候群」についてお話しをします。

 

 

 

アスペルガー症候群について

ADHD(注意欠陥多動性障害)傾向と重複している特性が多く、どちらにも当てはまる場合があります。

自分なりに、よりどちらの傾向が強いのかを知り、対策を立てるのも大切になるでしょう。

 

アスペルガー症候群傾向のチェックリスト

下記は、アスペルガー症候群傾向についてのチェックリストになります。

 

☑ 人見知りをする。


☑ 対人関係のコミュニケーションは苦手であるが、マニュアルがあれば営業などは得意。


☑ 付き合い程度には付き合うが、深く付き合うと面倒になり、友人は少ない方である。


☑ 初対面では大人しいが、一見自分のことを分かってくれると思うと延々と自分の話ばかりをする。


☑ 理屈っぽく、いかに自分が正しいかを証明したくなり、同意が得られないとさらにむきになる。


☑ 人に謝るのが苦手。


☑ 人に頑固と言われることが多い。


☑ 自分の言動を人に否定されると必要以上に傷つき、引きずることが多い。


☑ こだわりが強く、譲れない。


☑ 何かにはまると飽きるまでやり続ける。


☑ 興味のないことには一切関心がなく、興味がある事にはとことんのめりこむ。


☑ 人から変わっている、自己中心的だと言われる。


☑ 自分の期待通りの反応をもらえないと徒労感になる。


☑ 常に、こうあるべきという考えがある。


☑ 指示をされるのは嫌だが、指示をするのは好きである。


☑ 偏食が多い。


☑ スピリチュアルな事や占いが好きである。


☑ メールなどを打つときは、改行せず、長い文章になってしまう。


☑ 感受性が豊かで繊細である。


☑ 正義感が強く、相手がだれであろうと間違っていることは黙っていられない。


☑ 人から優しい、よく気が付くと言われる。


☑ 出掛ける時の荷物はいつも多く、整理ができずにそのまま全部入っている。


☑ 大切なことは、必ず下見をしておく程、先のことが不安で用意周到である。


☑ 物事を同時進行で進めるのが難しく、一つのことに没頭する。


☑ プライドが高く、結果が良かった時だけ人に言う。


☑ ミスなどがあっても、ミスをしなければならなかった理由をを延々と話し、自分の非は認めない。


☑ 話が長いと言われ、電話でも用件だけのつもりが長くなる。


☑ 高学歴であり、また、学歴で人を判断するところがある。


☑ 損得勘定が働いてしまうが、そういう自分を認めたくない。


☑ 人から怒っているのか、などと誤解されることがある。


☑ 理想が高く、人にも理想を求める。

 

☑ 自分の思い通りにならないと不機嫌になる。

 

☑ 健康趣向である。

 

どうにも社会で生きづらいアスペルガー症候群
人間関係の悩みや仕事問題の根底は「発達障害」かも

社会に適応し難く、生きづらく、職を転々としたり、うつ病のような心の病気になってしまう状況があります。

それは、これまでお伝えしたように、根底に発達障害があるからかもしれません。

 

その事実から目をそらさないで下さい。

 

 

発達障害の自分を認める

この障害の対処は、自分でその障害特性を認めることから始まります。

障害が見つかったからと言って、決して恥じることはありません。

むしろ、その個性や特性を活かし、多くの方が功績を残していることも事実なのです。

 

自分らしく生きる方法を見つけよう
発達障害を持つ著名人も多い

世に名を残す著名人の中には、発達障害の方が多くいます。

そのこだわりやプライドの高さを上手く利用し、自分らしく生きる方法を見付けた結果、世に名を残すことになったのです。

 

可能性を伸ばす

人と違うことは、いけないことではありません。

違うことは、個性や特性。

それを理解した上で、自分や相手の可能性を伸ばしていくことが大切です。

 

人の失敗も個性と認めてあげられたら、社会に適応できる素晴らしい生活を送り、有意義な人生を送ることができでしょう。

 

 

アスペルガー症候群を個性として捉えてみよう

前述しましたが、発達障害は恥ずかしい病気ではありません。

自分の個性だと認め、社会に適応できるように対処していきましょう。

 
 コラムニスト情報
土田くみ
職業:医療カウンセラー

Kumi心理カウンセリング研究所の土田くみです。
私は、医療の現場で様々な手法を用いて患者さんの心のケアに当たっております。
現在、芦屋、神戸、西明石で精神障害や発達障害、また医学界では慢性疼痛の研究をしております。
身近な街の心の医療カウンセラーとして皆さんのお役に立てたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。