お腹を壊す、でも辛いものが大好き!腹痛の原因と治し方
慣れないタイ旅行や、タイ生活ではお腹を壊しやすいと耳にすることがあります。
お腹を壊す理由は色々考えられますが、その一つに辛い料理が挙げられます。
タイ暮らしに慣れてくると、お腹を壊すこともなくなると見聞きしますが、何人かのタイ人に聞いたところ、「タイ人もよくお腹を壊す」「お腹を壊したら、1日トイレにこもる」「お腹を壊すことが分かっていても、激辛のタイ料理が食べたくなる」とのことです。
お腹を壊す原因である辛い料理と、どう付き合っていけば良いのでしょうか?
唐辛子による辛さや痛さは、水を飲んでもなかなか治まりません。
これは、唐辛子の辛味成分であるカプサイシンが、水に溶けにくい性質を持っているためです。
辛い料理を食べる前や途中で、牛乳やヨーグルト、チーズ等、カゼインというたんぱく質を含む乳製品を摂取すると、カプサイシンから受ける刺激を和らげることが期待されています。
ただし、乳製品の摂取も、下痢の引き金にもなる方もいますので、その摂取量には気を付けたいところです。
また、タンニンを含む渋みのある緑茶やコーヒー、ワインには、口腔内での収斂作用や整腸作用があり、辛い料理の悪い影響を軽減出来るでしょう。
お酢、レモン、ライム等の酸味も辛さを和らげるのに効果的とも聞きます。
そのため、辛いタイ料理にライムのしぼり汁が使われることも多いのです。
お腹を壊した場合、普通の下痢であれば、1~2日で治るでしょう。
しかし、なかなか治らず、悪化していく場合もあります。
唐辛子の辛味成分のカプサイシンは脂溶性のため、油やアルコール等と一緒に摂取すると、口から肛門に至るまでの消化管の粘膜の損傷を酷くする可能性があります。
実際、辛い料理による影響で、胃を悪くしたり、肛門がヒリヒリしたり、痔になる方も少なくありません。
タイ旅行、タイ在住の機会のある方は、お腹を壊す原因は他にも考えられますし、心配な場合は病院で診てもらうと良いでしょう。
お腹を壊してしまった場合、消化の良い食べ物を選ぶ必要があります。
おかゆ、大豆料理、温かい野菜料理や卵料理、白身魚や脂肪の少ないお肉料理等が良いでしょう。
胃腸の調子を整えて、便秘や下痢にも効果があるものとして、リンゴも有名ですね。
唐辛子を使った辛い料理を食べる時、食べた時の参考にしてください。
辛い料理の摂取量に気を付け、美味しい食事時間を楽しめますように。
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2011年10月~、夫の転勤で、タイのバンコクで暮らしています。
「taecoのバンコク日記」http://ameblo.jp/ta-eco/や「Food Decoration/フード・デコレーション/แกะสลัก」http://fooddecoration.blog.fc2.com/ を執筆。
学生時代&社会人時代は、国際的な開発・環境問題について学び、フィールドワークを通した調査研究等していました。主に、自然環境の再生や創造、環境教育についてが専門です。美しい自然や限りある大切な資源を未来の世代にも継承していくため、今後も、何らかの形で、情報発信や活動に関わることが出来ればと思っています。
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