こんにちは、管理栄養の佐野雪江です。
しっかり食べてダイエット。
ダイエットなのに食べるなんて、と不思議に思う方もいるかもしれません。
しかし、現代は、あまり食べていないのにメタボ体型の方も大勢いるのです。
カロリーと聞くと、どんなイメージがありますか。
多くの方が「太る」というイメージを持たれているようです。
現代は、カロリーオフなどの商品がずらりと並び、カロリーを減らす方向へ向かっています。
戦後より現代の人の方が、カロリー摂取が少ないと言うから驚きです。
それなのに、メタボや糖尿病が増えているという現状。
その理由は何なのでしょうか。
おかず中心はNG
今、ダイエットに良かれと思ってご飯(米)を減らす人や、おかず中心に食べている方が多いようです。
しかし、炭水化物であるご飯などが少なく、おかず中心の脂質の多い食事をしていると、取ったカロリーが燃えにくくなります。
しかも現代は、脂質の割合が高い洋食が多くなっていますね。
こういった生活が続くと、脂肪が付きやすくなるのです。
ただ、だからと言って脂質が悪い訳ではありません。
バランスが重要なのです。
ご飯はしっかり食べつつ、おかずは食べすぎないこと。
それが、脂質の割合を低くします。
摂取したカロリーを燃やすサポート役が、代謝をサポートしてくれるビタミン、ミネラルです。
ビタミン、ミネラルをしっかりと摂らないと、代謝が悪くなり、太りやすくなります。
しかし、現代食は、加工されてたり添加物が入っていたりと、昔よりも食材その物の栄養素が少ないことが多いのです。
ビタミンやミネラル、食物繊維が摂り難く中身がスカスカの現代食。
現代人は、現代型栄養失調とも言われています。
ダイエットと健康のためには、ご飯を中心にしっかりと食べつつ、魚、肉などのタンパク源も取り、
ビタミン、ミネラルや食物繊維の多い野菜や雑穀等を摂ることが重要です。
ご飯、味噌汁、おかず1品の一汁一菜の食事を軸とした食生活を送っていると、太りにくい体を手に入れることができます。
太るからとご飯を食べないようにしていた方、ぜひバランスの良い食事に切り替えてみて下さい。
その上で、外食やスイーツも楽しみましょう。
メリハリのある食生活で、すっきりとした体を手に入れることができるのです。
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