もう悩みたくない!カウンセラーが考える「ネガティブ思考」の癖と抜け方
考えすぎる性格を変えたい!マイナス・ネガティブ思考を改善する「考え方」のコツを、NLPトレーナー&カウンセラーが解説します。
こんにちは、NLPトレーナー&カウンセラー平井妙子です。
日常の中で、駆け巡る嫌な感情。
それが、何度も繰り返され、更に気分が滅入ることってありますよね。
負のスパイラルから抜け出すための思考についてお届けいたします。
私はこのように定義を作っています。
- 「悩む」・・・解決できない、結論のでないことを、思い続けること。
- 「考える」・・・それをどうすれば乗り越えられるか?解決方法を思考すること。
例えば、仕事でミスしてしまったとします。
「ミスをしてしまった…。なんて私はダメなんだろう…。情けない。そういえば学生の時も…。」は、「悩む」。
「ミスをしてしまった…。次回からは同じミスをしないためにはどうすればいい?」は、「考える」。
「悩む」は、状況は改善されませんし、良くない感情が生まれ、後ろ向きです。
「考える」は問題解決的であり、そのために学習しようとしますから、自己成長に繋がります。
同じ出来事が起きたとしても、思考のベクトルが正反対です。
悩むことで果たして何が生じるのでしょうか?
例えば、「私のこと、みんな嫌いなんだ」「私は誰からも認めてもらえない」「あの人は幸せそうでいいよね」。
このようなことが自分の内声として語られ始めると、大変です。
芋ずるのように、「自分が嫌われたと思われる理由」、「認めてもらえていないだろうこと」を過去の自分の体験から引き出そうとし始めます。
「自分の不幸探し」が始まり、誰かと比べて劣っていると感じます。
不快な感情が増えるばかりです。
このような感情を寝る前に繰り返しているならば、当然、良質な睡眠も得られません。
疲れも取れないまま、また一日が始まるのです。
重い気分でいれば、何をするにも効率が悪く、無駄な時間も必要とします
イライラも発生します。
対人関係にも支障をきたし、ストレスも増え、身体的不調も招きます。
少しオーバーに感じている方もいらっしゃるかも知れませんが、これが心と身体の構図なのです。
いま目の前にある問題や課題に対して、「悩む」思考にあるのか?「考える」思考にあるのか?
客観的に自分を捉えてみましょう。
出口のない迷路は誰しも苦痛です。
しかし、その迷路に入るか、入らないかは、選択することが出来ます。
「悩む」思考パターンも、「考える」思考パターンも、脳の習慣に過ぎません。
顔を洗って歯を磨くの同じです。
自分にとって望ましい思考パターンを手に入れるには、先ずはそれを認識することです。
そしてそれが「自分にとって普通の思考」になるまで、何度も練習です。
趣味やスポーツが上手くなるのと同じです。
「悩む」ことは、誰にでもあります。
どっぷり、とことん悩むのも一つの方法です。
これは、もうそれを悩むのが嫌になるくらい悩むのがポイントです。
そうすることで、そこから脱却しようとします。
悩むことを避けたり否定をするのではなく、一旦、その感情がある自分を受け入れましょう。
そして、自分の望ましい思考パターンを選択してみてくださいね。
|
|
|
|