ママチャリとロードバイクは何が違う?それぞれの自転車の特徴(速度・重さ)まとめ
こんにちは、ワールドサイクルの 岩田康裕です。
初心者の方が、スポーツバイクで颯爽と楽しく走れるようになるため、何を選んだら良いのか、費用、乗り方、乗る場所などについてお話ししたいと思います。
第1回目は「ママチャリとスポーツバイクの違い」についてです。
一口にスポーツバイクと言っても、様々な種類がありますが、ここでは、ロードバイクということにして話を進めていきます。
ロードバイクとは、スポーツバイクの中でも最も速く、長距離を走ることができるバイクのこと。
ツールドフランス、という名前を耳にされたことがありますか?
オリンピック、サッカーワールドカップと並ぶ、世界3大スポーツイベントです。
そのツールドフランスは、このロードバイクで行われています。
ツールドフランスとは、33週間で総走行距離3500キロ、フランスをほぼ一周する世界で最も過酷なロードレース。1903年に第1回大会が行われ、今年(2014年)第101回大会が開催された。毎年7月に開催され、全世界で25億人が視聴。完走したことのある日本人は、わずか2人。
それぞれの自転車の特徴を、具体的に見てみましょう。
日本人にとって最も馴染みのある自転車と言えば、通称ママチャリと呼ばれる、超低速・荷物運搬型自転車です。
- 歩道を走るため、あまりスピードが出ない。
- すぐに停止して足が着けるようにサドルが低い。
- ハンドル前には大きなかごが付いている。
- 低速で荷物が重くてもふらつかないよう、ハンドルが近い。
- サドルの前からフレームをまたいで乗車する。
タイヤのサイズ(24、26、27、28インチ)が、そのままのサイズとなります。
行動範囲は主に1~5キロ程度で、平地なら時速15~20キロ程度。
重量は25キロ程度です。
なお、ライト・泥除け・スタンドは標準装備になっています。
ロードバイクの3大特徴がこれです。
- 湾曲したハンドル(ドロップハンドル)
- 細いタイヤ
- 18~22段変速
人間の筋力を最大限生かして、より速く、より遠くへ走れるように進化した形です。
ハンドルは、サドルとほぼ同じかそれより低い位置にあり、前屈みの前傾姿勢。
手も前に突き出すようにして、ドロップハンドルを掴みます。
ママチャリは、足の裏がべったり下に着くくらいのサドルの高さなのに対し、ロードバイクの場合は、つま先がギリギリ届く高さにサドルを合わせます。
また、ライト・泥除け・スタンドは、全て別売りとなります。
ロードバイクはライダーの身長に関係なく、タイヤのサイズは700c(=ママチャリの27インチ相当)です。
少し慣れれば、初心者でも30キロくらいはすぐに走行可能で、1日100キロ走れたら立派なサイクリスト。平地では時速20~30キロ程度で走行します。
アマチュアでも競技志向のライダーになると、平地で時速30~40キロ程度です。
重量は、ママチャリの半分より少ない10kg以下と、とても軽量です。
同じ自転車と言えど、そこには多くの違いがあります。
次回は、ママチャリでスポーティーに走るコツをご紹介します。
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■得意分野
輪行 / ツーリング / シクロクロスレース / ロードレース
■自己紹介
学生時代にサイクリング部に所属し、ランドナー(ツーリング用バイク)にテントや寝袋を積んで日本全国を走破。
卒業後は大型自転車販売チェーン店に入社。2年後、当時黎明期にあったネット通販サイトを立ち上げ、責任者として15年間担当。
現在はワールドサイクルのサイトデザイン、イベント企画、商品開発を担当。
より多くの方がもっと気軽に自転車を楽しめるように、毎月自転車講座を開催したり、各地で講演などを行っている。
■資格
日本サイクリング協会(JCA)公認サイクリングインストラクター 自転車組立整備士 自転車安全整備士
■ウェブサイト ワールドサイクル http://www.worldcycle.co.jp/
■ブログ ワールドサイクルブログ http://blog.worldcycle.co.jp/
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