育児が少しラクに?タッチケアで赤ちゃんを落ち着かせ、ママのストレスも解消しよう

執筆者: 石井ちあき 職業:タッチケアセラピスト、元保育士
はじめに

こんにちは、タッチケアセラピストの石井ちあきです。


「タッチケア」という言葉をご存知でしょうか。
日本語で簡単に言うと「手当て」のことです。

幼い頃、お腹が痛い時に、お母さんに手を当てて貰うだけで、痛みが和らいだことはありませんか?

落ち込んでいる時、そっと背中をさすって貰うだけで、元気が出た経験があるのではないでしょうか。

人の手の温もりは、体と心を緩め、痛みをも緩和させる力があります。

 

 

タッチケアの効果

手のひらを密着させて、一定のゆっくりしたリズムで、撫でたりさすったりします。

すると、脳内から「オキシトシン」という愛情ホルモンが分泌され、気持ちが落ち着いたり、相手との信頼関係が深まるなどの効果があります。

タッチケアの特徴

タッチケアを行うと、ケアを行う側の脳内からもストレスホルモンが減少し、オキシトシンが分泌することが分かっています。


24時間年中無休の育児は、時に辛くなったり イライラしたりもしますよね。
そんな頑張っているママの心を癒してくれ、元気を与えてくれるのが、タッチケアなのです。

タッチケアの例

どのような場面で、どのようなタッチケアを行えば良いのでしょうか。

 一例をご紹介します。

 

緊張・泣き止まない時のタッチケア

左右の肩甲骨の間(呼吸のツボ)に、手のひらをぴったりと当てて、ゆっくりクルクルと撫でさすります。

呼吸が深くなり、リラックスできます。


激しく泣いている場合には、肩甲骨の間を、ポンポンとリズミカルにタッピング。

リズミカルな刺激は「セロトニン」と言う、神経を鎮める効果のあるホルモンを分泌させてくれます。

 

 

寝かしつけの時のタッチケア

うつ伏せの状態で、肩甲骨の間(呼吸のツボ)に手のひらをぴったりと当て、左右に小刻みに揺らしてあげます。

1/fゆらぎで背中を揺らすことで、筋肉の緊張が緩み、眠りに落ちやすくなります。

 

 

1/fゆらぎとは、パワー(スペクトル密度)が周波数fに反比例するゆらぎのこと。ただしfは0よりおおきい、有限な範囲をとるものとする。ピンクノイズとも呼ばれ、自然現象においてしばしば見ることができる。(Wikipedia引用)

 

おわりに

子供が泣き止まない、なかなか寝付いてくれない。

一体どうしたら良いのだろう、と途方に暮れてしまいますね。


そんな時、タッチケアをしてみて下さい。

お子さんの柔らかい肌の感触に、不思議とママ自身の心も落ち着いてくるのを感じられます。
ママの気持ちがリラックスすると、お子さんにもそれが鏡のように反映されていきます。

育児を頑張っているママ達。

あなたの心をホッと緩ませてくれるタッチケア、ぜひ日常に取り入れてみて下さいね。 

 
 コラムニスト情報
石井ちあき
性別:女性  |   職業:タッチケアセラピスト、元保育士

2000年生まれと2007年生まれの男子の二児の母。

幼稚園教諭・保育士として、 こどもに関わる仕事をしてきましたが
自分がこどもを産んでみると・・・
産後の体調不良の中、待ったなしで 毎日 続く睡眠不足の日々。

その後、「タッチケア」「ベビーマッサージ」を学んだことで、
自身の育児も とても楽しく ラクな気持ちで行えるようになりました。

現在は、タッチケアスクール「Ohanaオハナ」として、
「保育士・子育て支援者向きのタッチケアセラピスト講座」や
産後のお母さんが集える「川口市・子育ちサークルたっちハート」等を主催しています。

「Ohanaオハナ」は、ハワイ語で「家族・仲間」という意味があります。
しあわせな家族・育児仲間の輪が 広がっていくお手伝いをしていきたいと思っています。

タッチケアスクール「Ohanaオハナ」http://ohana-hatogaya.jimdo.com/