イタリア料理の歴史と食文化!地域別に見る食事の特徴まとめ (2/2)

執筆者: colonnayumi 職業:ツアーコンダクター、料理家、インバウンド通訳ガイド

 

  • ミラノ風仔牛のカツレツ
  • スパゲッティボロネーゼ

ミートソースのかかったスパゲッティで、ボローニャから名前が来ています。

 

 

  • プロシュート

生ハム。

  • パルミジャーノ・レッジャーノ

パルメザンチーズ。細かくおろして、パスタやスープにかけます。

 

中部イタリア

ローマ料理の代表は、パスタではニョッキ(Gnocchi)。
魚介料理では、マッツアンコッレと呼ばれる車エビを使った料理、魚介のトマト煮です。


また、イタリア統一まで何世紀もありましたが、一部の貴族は、贅の限りを尽くした食卓を囲んでいた一方、庶民は安い臓物料理に工夫を凝らしていました。

そのため、現在でも伝わっています。

  • 仔牛の小腸入りリガトーニ
  • 脳みそのソテー(Cervella Alburro)
  • ローマ風牛胃袋の煮込み
  • ローマ風サルテインボッカ

仔牛肉に生ハムを乗せて、バター焼きにした物。
フィレンツェを州都とするトスカーナ州は、豆食いと呼ばれるほど豆類を良く食べます。

 

  • インゲン豆のスープ
  • カッチューユ

数種類の魚介をトマト、ニンニク、赤ワインで煮込んだ物。

  • フィノッキオーナ

塩漬けした豚肉。

 

南イタリア

スパゲッティ、ピッツァなどパスタは元来、南部イタリアの物でした。
貧しい農村、漁村の多いこの地方では、栄養があってボリューム感のあるパスタが、質素な食生活を支えてきました。


魚介類ではムール貝を使ったものが多く、野菜ではトマト、ナスがあります。
シチリア島は、お菓子の歴史が古いことでも知られています。

 

  • マルトラーナ

果物の形をしたお菓子。

  • カッサータ

砂糖漬けの果物が入ったアイスクリーム。

 

イタリアのパスタ

乾燥した気候と、降り注ぐ太陽の光を十分に浴びたデユラム小麦を、セモリナ(粗挽き)にして作られるのがイタリアンパスタです。

品質、法律で製造基準が定められており、水分含有率は最大で14.5%です。

 

有名な銘柄としては、ブイトーニが挙げられます。

 

また、カーザリンギという、パスタ用調理器具もあります。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

前回に引き続き、イタリア料理の歴史を振り返り、さらに地域別のイタリア料理を紹介しました。

イタリアへの旅行の際は、ぜひその地域のイタリア料理を召し上がって下さい。

 

 
 コラムニスト情報
colonnayumi
職業:ツアーコンダクター、料理家、インバウンド通訳ガイド

海外ツアーコンダクター、料理家、インバウンド通訳ガイド、日本旅行作家協会会員。

 

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