意外と不便な日本?日本にやってくる外国人の反応

執筆者: T-Okada

日本にやってくる外国人が年々増えてきているように思います。

外国人は日本に対して、健康的な日本食を初めとしてして、アニメや漫画の文化や、舞子など様々なイメージを持って日本へやってきます。

今回はそんな中で、外国人が感じてしまう日本の不便さをご紹介したいと思います。

 

ゴミ箱がない

海外では公園や、街中の交差点などには備え付けのゴミ箱があり、探さなくても目につきます。

ゴミ箱を設け、すぐにゴミを処分できるようにする事で、ポイ捨てを防止し、美化に取り組んでいるのでしょう。

 

 

しかし、世界でもダントツに街が綺麗なことで有名な日本では、ゴミ箱がある公園や歩道は最近ではほとんどなく、ゴミを捨てずに持ち帰らなければいけません。

「街や通りはこんなに綺麗なのに、どうして街中や公園にゴミ箱がないの?」
外国人はその綺麗さよりも、ゴミ箱の少なさに戸惑うようです。

身近にゴミ箱があり、すぐに処分できる海外とくらべて、ゴミを持ち歩かなければいけない点はとても、不便に感じるようです。

 

 

ブラジルワールドカップでも取り上げられましたが、日本人のモラルとして、ゴミは持ち帰るものという意識が根付いているからこそ、ゴミ箱のすくない社会が成り立っているのかもしれませんね。

 

禁煙の屋外、喫煙の屋内

ヨーロッパを中心として、世界では屋内での喫煙は禁じられている地域がたくさんあります。

さらに言うと、今やそれが世界の先進国の主流です。

バーでも、ディスコでも屋内では禁煙。

喫煙者は一度外に出なければ 、喫煙はできません。

 

 

では、世界でも屈指の先進国である日本では、どうでしょうか。

昨今、屋外で喫煙をすることは、まるで犯罪のように扱われているような気がします。

指定された喫煙所以外でタバコを吸うと罰金というエリアも少なくありません。

一方、室内の分煙はかなり進んだとはいえ、非喫煙者が受動喫煙を強いられる場面もまだ見受けられますよね。

 

これも外国人の感じる日本の不思議です。

分煙を進める一方で、受動喫煙が増えていると感じるようです。

タバコを吸う外国人も、吸わない外国人も日本のタバコ文化のあり方には戸惑うようです。

外国と同じにする必要は全くありませんが、多くの人が不快を感じるということは、日本の分煙は、まだまだということですね。

 

英語が通じない

日本への旅行・観光、生活について、最も不便だと思われる点。それが英語が通じない事です。

もちろん世界には英語が通じない国はたくさんありますが、世界でトップクラスの先進国で日本で英語が通じないということが、外国人にとってはとても不便に感じる様です。(日本語習得が難しいこともあるかもしれませんが。) 

 

 

日本に来る外国人と話していると、レストランで英語が通じないので、よくわからないものを注文してしまった話や、イベントのチケットが日本語でしか取れないために諦めたとか、助けて欲しいという話をよく耳にします。

 

外国人にとっても不便であることには間違いないですが、世界でもトップクラスである日本のサービスの質を実感してもらえないというのは、日本にとっても残念ですよね。

 

最後に

外国人が感じる日本の不便さをご紹介いたしましたが、だからと言って全ての外国人が日本を嫌いになると言うことはでは無いようです。

「日本人は英語が話せなくても身振り手振りでなんとか伝えようとしてくれる」とか「手を引いて連れて行ってくれる」など、不便ではあるが、日本人の心遣いには感動したと言う話を頻繁に耳にします。

 

海外で外国人に日本への旅行を薦めると、旅行費用が高いとか、英語が通じないとか、いろいろな不便な点が答えとして返ってくることが多いですが、それでも年々外国人観光客が増えているのは、日本の独特な文化の他に、日本人の心遣いを評価してもらえているからかもしれませんね。

 

2020年には東京オリンピックを控え、ますます国際化が求められる日本の社会ですが、昔から世界で高い評価を得ている日本の「おもてなしの心」を忘れずに、世界と繋がっていきたいですね。

 

 
 コラムニスト情報
T-Okada
性別:男性  |   現在地:日本  |  

観光に携わるお仕事柄、日本中、世界中をいったりきたりしています。
みなさんのお役に立つ情報を発信できればと思います。