ご利益100倍?伊勢神宮の正しい参拝方法
日本有数のパワースポットとして有名な三重県の伊勢神宮の正しい参拝の方法をご紹介します。
参拝の礼儀作法と順番をしっかり守ってお参りすれば、ご利益の効果もあがるかもしれませんね!
写真:tenkoさん
伊勢神宮を参拝するときの作法は、他の神社で行うものと基本的には同じです。
二拝(最敬礼を二度行う)二拍手(手を二度打つ)一拝(最敬礼を一度行う)というのが、一般の作法となっています。
神様に参拝する時に手を打つ行為を「柏手を打つ」と言い、実は参拝において最も重要な行為なのです。
柏手は両手を合わせた形から、少し右手を引くというのが正しい作法とされています。右手を引くことには様々な諸説がありますが、神様に敬意を払うという意味が込められているそうです。
また、少し引くことで、いい音が出るようになります。
写真:るんちゃんさん
伊勢神宮は内宮(正式名称:皇大神宮)と、外宮(正式名称:豊受大神宮)からなっていますが、古来より外宮から参拝するのが、正しい参拝の順番であるとされています。
これは参拝だけではなく、伊勢神宮で行われる様々な行事に関しても同じで、「外宮先祭」と言われています。
その理由は簡単で、外宮にお祀りされている豊受大御神は、内宮にお祀りされている天照坐皇大御神の食事のお世話をするために神様であるからです。つまり、あくまでも内宮が神宮の中心であるということですね。
また、天照坐皇大御神が「自分に参る時には、まず豊受大御神に参るように」とおっしゃったという説も残っています。
外宮も内宮には、それぞれ中心である正宮(しょうぐう)の他に、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)という宮社が所属していますが、参拝時には、まず正宮をお参りしてから、別宮を回るのが作法とされています。
写真:carusoさん
自動車で伊勢神宮へアクセスする際、ICの位置の関係から、内宮周辺の駐車場に車をとめ、内宮からお参りをする観光客が多いですが、上記のように、外宮から参拝するのが正しいお参りの方法ですので、是非外宮からお参りしましょう。
外宮へは、JR参宮線/近鉄山田線の伊勢市駅から徒歩で10分程度。
内宮に隣接するおかげ横丁に負けず劣らずの盛況ぶりを発揮する外宮参道の商店街を是非、歩いてみてください。
三重交通のバスでの移動がとても便利です。
外宮前バス停から内宮行きに乗り、終点で降りてください。時間は約15分程度です。
また伊勢神宮へのアクセスについては、下記のコラムも参考にしてみてください。
いかがでしたでしょうか。せっかく訪れたパワースポットでの、ご利益をちゃんと受け取るためにも、正しい参拝の作法を守ってお参りしてくださいね!
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