胸が痛い・苦しくなった時の応急処置方法!心臓マッサージや人工呼吸法などの手順まとめ
目の前で心臓を痛がっている人がいた時は、以下のような応急処置を行なって下さい。
意識があっても、痛みの程度によって話が出来ない場合もあります。
そのような時は、様子を観察し、出来る範囲内で対応してあげるようにしましょう。
意識がある場合には、そのまま仰向けに寝させるか座って貰い、締め付けるような衣服はなるべく緩めて、動かないようにしていて貰います。
倒れている場合には、肩を叩きながら「大丈夫ですか?」「分かりますか?」などと確認します。
この時、一緒に呼吸の有無を見るため鼻や口の前に手を当ててみたり、胸の動きを確認して下さい。
なるべく大きな声で「誰か来てください!」と助けを呼びましょう。
来てくれた人の中に医療関係者がいるかどうかを確認することも大切です。
人が集まった所で、すぐに救急要請(119番)をしてもらって下さい。
AED(自動体外式除細動器)もあると良いでしょう。
自分はその場を離れず、この2点を誰かにお願いするようにします。
なるべく平らな状態で、仰向けに寝てもらいます。
この時に、締め付けている衣類(ベルト・ズボンなどのボタン)は緩めます。
対象者が女性の場合は、周りを女性で囲んで作業を行うなど、最低限の配慮も必要です。
可能であれば、平らな状態で仰向けに寝てもらいます。
痛みの程度により、右または左を下にした方が楽な場合もあります。
息苦しさがある場合は、何かに寄りかかる形にさせましょう。
いずれも嘔吐がある場合は、誤飲を防ぐために身体を横向きに寝させるか、身体は仰向けで首だけ横を向いてもらう、頭元を少し高くした姿勢にさせましょう。
救急要請をしてから救急車が到着するまでに、必要がある場合には心肺蘇生を試みます。
最初に呼吸の有無を確認しますが、再度確認します。
呼吸が無い場合やかなり弱くなっている場合は、仰向けに寝てもらっている状態で、あごを持ち上げて、頭を全体的に後ろに反らします。
これは意識が無い時に、舌の根元が喉の奥に入り込んで、呼吸を妨げないようにするためです。
また、コートやシャツなどはボタンを外して、胸の動きでなるべく呼吸の状態が確認出来るようにします。
もし、嘔吐が既にある場合は、気道確保が逆に気道を塞いでしまうことがあるため、積極的に行なわないようにします。
手首や首で脈が触れないのは、不整脈が出現している状態です。
AEDが到着している場合はすぐに電源を入れてスタンバイします。
同封されている電極パッドを対象者の胸に装着し、心電図を解析します。
解析ボタンがある場合は、ボタンを押すように指示アナウンスがあります。
その後、AED本体で必要があると判断された場合に、除細動ボタンを押すように再度アナウンスされて、施行されます。
この時、焦ってしまいがちですが、落ち着いてアナウンス通りを心がければ、一般人でも対応できます。速やかに除細動が行なわれるよう、周りの人達で協力分担することが重要です。
除細動後は、AED本体のアナウンスを良く聞いて指示に従います。
AED(自動体外式除細動器)が未到着の場合は、気道確保の後に脈を確認してから心臓マッサージを行なう必要があります。
- 方法
肩幅程度足を広げて、膝を付きます。
左右の乳首を結んだ真ん中に手のひらを当てて、もう一方を上に重ねて組みます。
肘を曲げないように、自分の体重で圧迫するように行ないます。
- 回数
なるべく回数は声に出しましょう。
現在心肺蘇生のガイドラインで言われているのは、30回の心臓マッサージに人工呼吸2回です。
従って「1.2.3.4.…」と数えながら30回行ないます。
- 程度
手のひらを当てている部分が3-5cm程度沈むくらいの強さで行ないます。
速さは1分間に100回行なうピッチです。
しかし、対象が高齢者の場合や身体の小さい方の場合には、力の加減を考えましょう。
肋骨が骨折することもあります。
呼吸が確認出来ない場合は、30回の心臓マッサージの後に人工呼吸を2回行います。
しかし、直接口と口が触れずに人工呼吸が出来るマウスカバーを持っていない場合や、行なえない場合は、心臓マッサージのみでも効果はあります。
行なう場合は、気道が確保されたままの状態で、鼻から空気が漏れないように、対象者の鼻を摘み、自分の口で対象者の口を覆う形で、大きく息を吹き込みます。
この時、吹き込むことで対象者の胸が浮き上がることを確認しながら行ないます。
心臓マッサージと人工呼吸に関しては、救急車到着まで繰り返し行ないます。
速やかに救急搬送を行なってもらうために、必要な情報を的確に伝えられるように努めましょう。
- ○時○分頃倒れていた
- 倒れる時の様子や痛がっていた時の様子
- 痛い場所とどのように痛がっていたか
- AED施行時の時間、心肺蘇生を行なっていた時間
(AEDを○時○分に施行。その後○分~○分まで心肺蘇生したなど)
心臓の病気、特に心筋梗塞は、急性で発症した場合は一刻を争います。
また、重篤な合併症も併発する恐れがありますので、安静を保ちながら一刻も早く救急搬送されることが何より大切です。
意識が無い場合は、そのままではすぐに生命に直結する状態です。
救急隊到着までは応急処置で繋ぎ、心肺蘇生を行なえるかどうかがキーポイントとなります。
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