ニキビの悩みはレチノールが解決するかもしれません!
ニキビに効果があると言われている「レチノール」。
なぜレチノールがニキビに効くか、あなたは知っていますか?
ニキビを改善するだけでなく、美肌からエイジングケアまで多くの肌の悩みの解消を期待できると言われているレチノールを深掘りしていきます!
まず、「レチノール」とはどのような成分なのでしょうか。
レチノールはビタミンAの一種です。
ビタミンAは「レチノイド」とも呼ばれ、発育促進や粘膜、皮膚や目の健康を保ったり、正常な免疫機能を維持する働きや、細菌やウィルスから身を守り抵抗力を強める働きがある栄養素です。
また、胎児や乳幼児の成長促進、動脈硬化やガンを予防および抑制する効果なども報告されています。
しかし、身体にいい効果を多くもたらすビタミンAですが、摂取しすぎると頭痛、皮膚炎、脱毛などの「ビタミンA過剰症」と呼ばれる健康上のリスクがあります。
妊娠中の場合は、母子の身体に悪影響を及ぼす可能性もあるとのこと。
通常の食事であれば過剰摂取になることはほぼありませんが、ビタミンAを多く含むレバーやサプリメントを摂取する際は、過剰摂取にならないよう注意しましょう。
ビタミンAは「レチノール」「レチナール」「レチノイン酸」に分類されます。
では、美容の分野でこれらのビタミンAは、どのような違いがあるのでしょうか。
肌への刺激が比較的少ないため、化粧品や医薬部外品などに使用されています。
レチノールには種類があり、代表的なものは下記になります。
・ピュアレチノール:純粋にレチノールだけの成分でできている
・酢酸レチノール:レチノールに酢酸を加えることで肌への浸透度がある
・パルミチン酸レチノール:パルミチン酸を加えることで肌への刺激を弱くする
レチノールが酸化したもの
レチノールの50〜100倍と言われるほどの、強力なターンオーバー促進作用があり、医薬品でクリニックなどで処方される薬剤です。
ニキビ、シミ、シワの治療薬として使用されますが、皮むけや赤みが出たり、刺激が強いとされています。
では、具体的にレチノール(ビタミンA)には、どのような効果が期待できるか、なぜニキビに効くのかを見ていきましょう。
下記の効果があるため、ニキビにはレチノール(ビタミンA)が効くようです。
古い角質を除去してターンオーバーを促進する作用があるため、加齢などによって乱れているサイクルを正常に戻し、なめらかでキメ細かい肌を作ります。
期待できる効果:乾燥を予防、毛穴のつまり改善、くすみ、シミ、ニキビ跡のケア
真皮のコラーゲンやエラスチンの合成の促進と、ヒアルロン酸の分泌を促進するため、角質層の水分量を増やし、肌に潤いをあたえます。
期待できる効果:シワ、たるみの改善
過剰な皮脂の分泌を抑えて、皮脂の分泌をコントロールすることで知られています。
期待できる効果:ニキビ予防、毛穴のつまり改善
紫外線のエネルギーを吸収し、肌の細胞がダメージを受けないように保護し、コラーゲンの損傷を抑制します。
期待できる効果:シミ予防、シワ・たるみを修復
肌の老化の原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用があるため、活性酸素を除去することで、肌の老化を防ぐ事ができます。
期待できる効果:シワ、たるみ、シミ
期待できる効果:ニキビの炎症を抑えて肌荒れを防ぐ
肌にはいい効果があるレチノールですが、使用する際は注意が必要な点もあります。
レチノールはビタミンAが不足している肌に補うと、一時的に乾燥感やかゆみ、赤み、皮むけの症状が現れる「レチノイド反応」や「A反応」という過剰反応が起こる場合があります。
症状は一過性のもので、1〜2週間ほどで落ち着いてきます。
症状が出てしまった場合は、使用量を減らして調整し、肌がビタミンAを補うことに慣れれば治まります。
しかし、症状が長引く場合は使用を中止し、専門医に相談してください。
敏感肌の方もトラブルが起こる可能性が高いので、使用の際は注意が必要です。
そのため、初めて使う際は高濃度のものは避け、濃度の低いものから使用を始めましょう。
また、レチノールには光の感受性を高める特性があるため、紫外線の影響を受けやすくなります。
さらに、レチノールは大量の紫外線を浴びると減少してしまうため、日焼け止めを塗り対策を行いましょう。
不安な場合は夜のケアに使用すると安心です。
「レチノール」は、ニキビにどのような効果があるのか、まとめていきましょう。
<まとめ>
①抗炎症作用によりできてしまったニキビの炎症を抑える!
②ターンオーバー効果でニキビ跡ケアをする!
③皮脂分泌のコントロール効果で、できる前のニキビ予防に!
上記の3つの効果が期待できることで、レチノールは様々なニキビの悩みに効果を発揮する力をもっています。
ニキビの悩みはもちろん、その他の多くの効果が期待できるレチノールは、ターンオーバーやコラーゲンの生成が減少し始める20代から、普段のスキンケアに取り入れると効果的です。
使用する際は注意点もあるので、よく知った上でレチノールを使用し、肌の悩みを解消しましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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