子どもも、花粉症になる!「季節性アレルギー性鼻炎」の症状と家庭でできる対処法
子どもの「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」について、発症する年齢や症状、家庭でできる対処法などを解説。学力や意欲の低下につながることもあるので、注意が必要です。
こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。
冬から春にかけては、季節性アレルギー性鼻炎で困る人がたくさん出てくる時期です。
季節性アレルギー性鼻炎は、大人だけのものではありません。
子どもたちの中にも、大人と同様、もしくはそれよりもっとひどい症状で苦しんでいるケースが見られます。
大人に関しては、対処法などがたくさんありますので、今回は子どもと「季節性アレルギー性鼻炎」についてお話ししたいと思います。
決まった季節にだけ鼻の症状が起こるものを「季節性アレルギー性鼻炎」と言います。
その原因の多くが、草花の花粉です。
季節性アレルギー性鼻炎の代表的な病気が、「花粉症」です。
「花粉症」の場合、症状は鼻だけにとどまらず、目やのどにも現れます。
ですから、初めて子どもに症状が出たときに、「風邪かな?」と考えてしまうケースもあるようです。
目・鼻・のどに症状が出た場合は、自己判断をせずに、小児科や耳鼻咽喉科などで診察を受けることをおすすめします。
花粉症は、国内だけでも60種類くらいあると言われています。
症状が出始めた季節にもよりますが、さまざまなアレルギー反応を起こします。
受診して検査をしてもらいましょう。
アレルゲンがはっきりすると、親も原因が明確になるので安心できるはずです。
筆者の息子も、小学校入学前に季節性アレルギー性鼻炎の症状が出ました。
そのとき小児科医に、何歳くらいからかかるものなのか質問したところ、「6歳前後から症状が出る」と言われました。
ただ、最近では症状が出始める年齢がどんどん低くなってきているそうです。
症状としては、次のようなものがあります。
- くしゃみ
- 鼻水および鼻づまり
- のどの渇きやのどの痛み
- 目の痒みや痛み
- 頭痛
- 熱(いつもより高い平熱~微熱。まれに高い熱が出ることも) など
これらの症状のせいで、不眠やイライラ感、集中力の低下といった心身に別な影響を及ぼすこともあります。
そのため、子どもの場合は、学力・意欲の低下などが起こる可能性があることを憶えておいてほしいです。
季節性アレルギー性鼻炎の対処法としては、アレルゲンを病院で特定してもらい、それと接触を断つことが一番有効です。
ですが、花粉症のように原因が草花の花粉である場合は少し厄介です。
病院では、花粉症に効く薬が処方されることでしょう。
それを服用するのと同時に、家庭でできることがあります。
- 帰宅時に花粉を払い落とす
- 洗顔(目も洗う)、うがいを行う
- 洗濯物を外に干さない(花粉が衣服につくのを防げます)
- 加湿する(湿気があると症状が出にくくなります)
- 空気清浄機を利用する
- 規則正しい生活を送る
- 疲れを取る(体内で原因物質と戦っている状態なので、体を休ませることが大切です)
この中でも、「洗濯物を外に干さない」と「湿度に気をつける」は、試してみて特に効果がありました。
気をつけることで症状の出方がかなり違ってきますので、徹底してみてくださいね。
子どもが花粉症のような「季節性アレルギー性鼻炎」にかかると、本当につらいようです。
学業などさまざまな面にも支障が出ると、余計にストレスになってしまいます。
心身の健康を確保するために、できることはしてあげたいですよね。
そのために、アレルゲンを病院で特定することは大切です。
思い当たる症状が出た場合は、早めに受診することをおすすめします。
|
|
|
|