指の太さや手の大きさに合わせた指輪選びの方法を紹介。指が太い人短い人、手が大きい人小さい人など、指と手の特徴から、相性の良いリングのデザインを探してみましょう。
こんにちは、自分でコンセプトから制作まで行う”田流派”の手作り指輪工房「リンプラ」の飯田馨です。
これまで、2つのコラムで指輪のデザインについてご紹介しました。
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今回は、その応用編として、指の太さや手の大きさに合わせた指輪選びの方法をご紹介したいと思います。
指輪の印象を決めるのは、指輪の形状と幅に加えて、指輪のデザインも重要です。
大切な3つの基本ラインを押さえておきましょう。
その名のとおり横に真っ直ぐのラインが特徴です。
そのラインにはいろいろとデザインのアイデアを組み込むことができる人気のタイプです。
自然な感じで指にフィットするので、指が長く美しい印象を与えます。
また、左右のラインに変化をつけることで、シャープさを保ちつつ、かつエレガントな印象を与えるなどのアレンジも可能です。
V字
指の流れに沿うような曲線は、指にコンプレックスを抱える人に支持されるほど、やわらかな印象を相手に与えます。
そのため、ストレートラインとどちらを選ぶか迷う人も多いです。
指と手の特徴から、相性の良い指輪のデザインを探してみましょう。
細くて長い指は、美しい手の象徴。
どんな指輪でも似合いそうですが、単純に細く華奢なデザインを選んでしまうと、指に対して指輪が貧弱に見えます。
また、ボリュームのある指輪を選んだ場合も、指が貧弱に見えてしまう場合があります。
おすすめは、花やハートなどのモチーフのある「繊細なイメージ」のデザイン。
細身を好む場合は、細めのストレートラインを2本重ね付けして、ボリューム感を出すと素敵だと思います。
指輪は、S字(ウェーブ)やV字、U字のラインを選ぶと、指を長く見せることができます。
もし、ストレートラインがお好みでしたら、細めのものを選びましょう。
ボリュームのあるデザインは、指を余計に強調して短く見せてしまう場合があります。
関節が太いことに悩んでいる人であれば、指輪に視線が向きやすいボリュームのあるものや、変化があるデザインを選ぶと良いでしょう。
ただ、実用面から考えると、関節は太く、付け根は細いので、指輪を身につけると回転してしまう場合があります。そのことを気にされる方も多いので、回ることを前提として、きっちりと正面が決まっていないデザインを選ぶようお勧めしています。
指が赤ちゃんのようにぷにっとして太い人には、V字、U字、S字(ウェーブ)のラインの指輪が似合います。
幅が細いものでは、指の太さを強調する場合があるので、幅は3.0mmを基準に選びましょう。
また、ぴったりサイズだと、指が指輪に締め付けられているように見えるケースもあるので、その場合には若干大きいサイズをお勧めしています。
太めが好みの場合は、デザインに透かし模様などあるものを選ぶと良いでしょう。
一方、細めが好みの場合は、指輪を2本重ね付けするのもいいですね。
その際には、重ねた時にぴったり重なり合うものより、少し指輪と指輪に隙間があると素敵に見えます。
ボリュームのあるもの、太めの幅、平打ちといった指輪でも、バランス良く、指先を美しく演出してくれます。
比較的どんなデザインの指輪を選んでもキレイに見えますが、細くて華奢なデザインは指を強調する場合があります。
また、控えめなデザインでは、指に対して貧弱に見えてしまうので注意してください。
上でご紹介したように、大きな手には、指輪を選ぶ場合に似合う指輪の幅が広いといったメリットもあるのですが、手が大きいことを、“女らしさ”に欠けるとコンプレックスに思う女性は多いようです。
「手が小さいほうが可愛らしく女性らしく見える」といった考え方をすることに加え、なぜか「手が大きいと性格がおおざっぱと思われる」という悩みも聞きます。
ところが、手相術では、手の大きさと性格は正反対を意味するそうです。
- 手の大きい人 … 女性的で細かいところまで気がつきやすい、慎重な性格。
- 手の小さい人 … 男性的で細かいことはこだわらない、おおざっぱなところがあるけれど、決断力があり大胆に行動できる性格。
※ここでいう「手が大きい・小さい」の判断は、その人の身長と比較した“体のバランス”から考えてください。
手が大きいと悩む女性には、ぜひこの性格を相手にアピールして欲しいと思います。
「大きい手の方が幸せをいっぱい掴めそう」という考え方もありますよ。
毎日のように身につける指輪であればなおさら、自分に似合う気に入ったデザインを選びたいという気持ちは強いと思います。
世間一般の情報は参考程度にとどめておいて、実際に店で指輪を試着して、専門家やパートナー・友達などから“自分の意見”に対してアドバイスをもらいましょう。
その上で、最終的に自分自身で決めることが、愛着をもって長く身につけられる秘訣です。
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