試合前日の外食なら「居酒屋」がおすすめ!大会に勝つための食事メニュー例 (1/2)
スポーツ選手やアスリートのみなさん、遠征時など、試合や大会の前日に外食をするとしたら何を食べますか?お店選びとメニュー選びのポイント、注文するときの注意点を解説。翌日の試合で勝つために食事は大切です。
こんにちは、アスリートフードマイスターの佐々智雄です。
前回の記事で、試合前日の食事で気をつけるポイントをお話ししました。
それでは具体的に、どんなお店に入って何を頼めば良いでしょうか?
日本全国、どこにでも見つけられそうなお店と言えば、蕎麦屋、ラーメン屋(または中華料理店)、うどん店、
それから、ファミリーレストラン、居酒屋などが思い浮かびますね。
あなたなら、その中からどのお店を選びますか?
ラーメン、うどん、蕎麦などはエネルギーとなる炭水化物である点は良いのですが、以下のような点が物足りないところです。
うどん店や蕎麦屋の副菜と言えば、控えたい「揚げ物」の「天ぷら」が中心であり、油を使わない調理方法での副菜の選択肢が少ない。
餃子、炒め物など油を使った料理が多く、いったんお店に入るとそれを選択せざるを得ない。
ラーメンのスープのタイプによっては、油脂分が多い。
上記を踏まえると、メニューが多く、調理法や食材の選択肢の多い「ファミリーレストラン」や「居酒屋」などの方が良いでしょう。
特に「一品料理」を頼みやすい「居酒屋」をお勧めします。
もしも、小鉢を選べるような、昔ながらの街の「大衆食堂」があれば、こんなラッキーなことはありませんが、そのような食堂は「どこにでもありそう」ではないですね。
ひなびた雰囲気の居酒屋さんは少しばかり暖簾をくぐりにくいでしょうが、最近ではノンアルコールで食事に利用するお客さんも増えているので、チェーン店の居酒屋などはわりと入りやすいと思います。
学生引率の顧問の先生も、ビールくらいは楽しみたいでしょう。
では、どのようなところに気をつけて、メニューを選べば良いのでしょうか?
メニュー選びのポイントをご紹介します。
脂質を減らしたいため「揚げ物」や「炒め物」などの油を使って調理されたものはなるべく控えます。
主食となる「ご飯」「麺類」などを多めにします。
ただし、炒飯など油を使うものは選択しないようにしてください。
なお、糖質は米や麺だけでなく芋類などからも摂取できます。
脂質の少ない植物性たんぱく質を中心に選択するのがお勧めです。
ビタミンB1やマグネシウムなど、糖質のエネルギー代謝に必要なビタミン、ミネラルを含む食材も摂取します。
また、野菜や果物から不足しがちなビタミンCをしっかり摂取することも大切です。
それでは次に、実際何を注文すれば良いのか、一例として具体的なメニューをあげてみましょう。
(※注)メニューは実際のお店のメニューではなく、あくまでも仮想的なものです。
釜飯はいろいろな種類の中から、「五目釜飯」をチョイス。
海鮮や、肉類が中心の動物性たんぱく質の多めのものより、野菜やキノコなども入り、バランスのとれたものを選択。
ご飯ものを多めに摂るために、「焼きおにぎり」をひとつ追加。
「枝豆」には、糖質のエネルギー代謝時に必要なビタミンB1も多い。
ジャガイモはでんぷん質で糖質を多く含むと同時に、ビタミンCも多く含まれるので、「ポテトサラダ」を選択。
マグネシウムは、「枝豆」、「絹ごし豆腐」、「ゴマ」にも豊富に含まれる。
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