「金(ゴールド)」なるほど豆知識!GOLDの誕生と歴史雑学まとめ。 (2/2)

宝飾品だけでなく、金融資産・投資商品として注目されている金(ゴールド)の豆知識。経済の話題の中で、「有事の金」・「無国籍通貨」・「ラストリゾート」と呼ばれるその特性を解説。

執筆者: 七沢茶々
「有事の金」

紛争や戦争など有事の際にも「金」は信用度が下がらない、という意味です。

 

「金」の価格は、政治や経済・世界情勢などの様々な要因で変動しています。
具体的には、欧米の経済指標や金融緩和、また為替相場などの複合的なものです。

基本的に景気の先行きなどの不安要素が増えるほど、価格は上がります。

金融危機や大災害などに見舞われても、「金」の信用力は株式や債券、紙幣などのようには下がりません。
このような呼ばれ方は、ごく自然な流れだったわけですね。

 

「無国籍通貨」

世界中ほとんどの国に独自の通貨があり、通常は国外とのやりとりのために両替が必要です。
それぞれの通貨にはレートがありますが、「金」はどこでも換金できるため、このような呼び名があります。

「ラストリゾート」

「リゾート」には手段や方策といった意味もあり、「ラストリゾート」は「最後の手段」、「命綱」のように訳されます。

通貨や証券などの資産は、信用が消滅すれば無価値です。
その点、「金」には普遍の価値があることから、こんな呼び名があるのですね。

おわりに

私たちを魅了してやまない「ゴールド」は、24金や18金、14金などとして楽しませてくれます。
ですが最近は、宝飾品をはるかに凌ぐ金融資産として、世界中のマネーが注がれているようです。

 
 コラムニスト情報
七沢茶々
性別:女性  |  

公私ともに海外経験が豊富。旅とゴルフをこよなく愛す「とりあえず離陸型」で、向こう見ずなところも。好奇心旺盛で情に厚く、人を楽しませるのが大好きな性格です。座右の銘は「遊心忘るべからず」。よろしくお願いします。