エレベーターの席次、降りる順番は?エレベーターのビジネスマナー6選

エレベータに乗る順番や降りる順番、上座下座など。オフィスで働く社会人として、知っておきたいビジネスマナーを紹介。

執筆者: やまだ理沙 職業:マナー講師
エレベーターに乗るときのマナー

こんにちは、マナー講師のやまだ理沙です。


普段エレベーターに乗るとき、気をつけていることはありますか?

急いで目的の階へ行きたくて飛び乗った、また乗ろうとしたら閉められてしまった、こういった経験はないでしょうか。

 

いつでも周りの人のことも考えて、気持ちよく利用したいものです。

そこでオフィスでエレベーターを使用するときの基本的なマナーを紹介します。

 

 

エレベーターの到着を待つとき
扉の正面に立つのはNG!

エレベーターの到着を待つときは、扉の脇の方に立つようにします。

 

扉の前に立つと、エレベーターから降りる人の妨げになってしまうからです。

みんながスムーズに乗り降りができるように心がけましょう。

 

エレベーターが到着したら(上司や訪問客と一緒の場合)

また、上司や来客の人とエレベーターを待っているときは、エレベーターが到着したら「お先にどうぞ」と言い、乗ってもらいましょう。

 

先に乗っている人がいない場合は、自分が操作パネルの前に立ち、操作します。

エレベーターは、奥が上座

エレベーターは、奥が上座です。

反対に、階を操作するボタンのパネル近くが、下座になります。

 

会社で上司などエレベーターに数人と乗るときやお客さまを案内する場合は、自分が操作パネル前に立ち、「開く」ボタンを押しながら、奥を示して乗ってもらいます。

 

そして、降りるときは自分が最後です。

「どうぞ」と笑顔で開くボタンを押し、先に降りてもらいます。

操作パネル前での振る舞い
自分が操作パネル前にいるとき

操作パネルの前に立ち、同乗者の行きたい階を押しましょう。

奥にいる人はボタンを押せないので、「何階ですか?」と優しく笑顔で話しかけたら、エレベーター内も和みますね。

 

奥にいて、操作パネルを押せないとき

また反対に、自分が奥で操作パネルを押せないとき、親切にしてもらったときは「○○階をお願いします」と言い、「ありがとうございます」とお礼もきちんと伝えましょう。

 

会話には十分注意を!
情報漏えいにつながることも

エレベーター内での会話には気をつけましょう。

特に会社の場合、他部署の人も乗っていたりします。


情報の漏えいにもつながることもありますので、うわさ話をしたり、一緒になって聞いたりすることがないように、配慮しましょう。

 

周りを不快な気持ちにさせないように

ヒソヒソ話して笑ったりするのも、感じが良くないので避けましょう。

また、大きな声での会話や笑い声も、周囲の迷惑になりますので、気をつけるようにするのがマナーです。

 

飲食はNG!

エレベーター内での飲食もいけません。

 

乗ってきた人は、エレベーター内のニオイが気になるものです。

こういった気遣いも大切です。

 

おわりに

オフィスだけではなく、公共のエレベーターでは、お年寄りや子供、妊婦さん、ベビーカーや体の不自由な人など、いろいろな人が使用しますよね。

 

どんな場合でも、こういったエレベーターに乗るときの基本のマナーを心得ておけば、スマートに振る舞うことができますね。

ぜひ参考にしてみてください。

 
 コラムニスト情報
やまだ理沙
職業:マナー講師

大学卒業後、企業にて秘書、受付業務を経てマナー講師になる。
「貴方のカウンセリングルーム」にてカンファレンススタッフ。

言葉遣い、立ち振る舞い、ビジネスシーンでのマナーをしっかり身につけ、トータルバランスの取れた大人の女性を目指します。

□資格
メンタル心理カウンセラー
上級メンタル心理カウンセラー
秘書検定2級
紅茶コーディネーター

HP  http://www.would0828.webnode.jp/