ペアリング=独占欲や束縛したい心理?「お揃いの指輪、買わなきゃよかった…」を防ぐポイント (1/2)

束縛や独占欲を満たすためのペアリングはNG!お揃いの指輪を買うことで、彼氏ともっとラブラブになれる考え方とは?

執筆者: 飯田馨 職業:手作り指輪専門家、緋銅作家
「ペアリング、買わなきゃよかった…」とならないために

こんにちは、手作り指輪の専門家リングプランナー飯田馨です。


みなさんは、ペアリングはふたりで選びたいですか?
それとも、相手からプレゼントしてもらいたいですか?

 

 

お互いにペアリングが欲しいと分かっているのなら、どちらを選択してもいいと思います。

ですが、プレゼントの場合ですと、少々注意が必要です。

 

同じ証を身につけることで、より恋人を愛しく感じられる素敵なペアリングになるはずが、「買わなきゃよかった…」という残念な結果を招くことがあるのです。


どうして、このような結果になるのでしょうか?

 

ギブ&テイクの意識があるから。

実は、プレゼントを贈る側、贈られる側、双方に“ギブ&テイク”の意識があるからです。

ペアリングをプレゼントすることで、自分が欲しいものを、相手から得られると期待しています。


例えば、まわりに自分たちの仲を見せつけたい。

他の異性が相手に寄りつかないように、ペアリングを身につけさせるといった考えも、強い愛情の表れではありますが、悪く言えば「独占欲」を満たしたいというテイクの意識なのです。

 

 

相手が使わないと「なんでつけてくれないの?」と責めたくなる

あるアンケート調査で20代男子を対象に行った質問、「ペアリングをあげた彼女にしてほしいこと、されたくないこと」の回答を、大まかにまとめた5つが次のとおりです。

 

  1. もらったペアリングを外して男子と会っている。
  2. デートで自分だけ着けて、彼女は家に忘れてくる。
  3. ネット等で、プレゼントした指輪の値段を調べる。
  4. プレゼントをしたのに、お礼がない。
  5. 「本当にあげてよかった」と思いたい。


どの意見も、プレゼントした人からすれば納得、共感できる内容ではないでしょうか?
ですが、相手が使わないと「なんでつけてくれないの?」と責めたくなる考え方こそ、ギブ&テイクの意識が働いているのです。

ペアリングに求める、ギブ&テイクの心理
a. 相手の「時間」を束縛したい

「時間」を束縛したがる人は、嫉妬しやすいタイプが多いようです。
付き合う前は、「一人で平気そう」に見える人でも、いざ、相手を好きになって付き合うと、親密な関係を欲し、一緒の時間をたくさん持ちたいと考える人も多いようです。


そのため、お互いの「存在」をいつも確認ができるペアリングをしたがります。

b. 相手の「考え方」や「行動」を束縛したい

「考え方」や「行動」を束縛したがる人は、お互いに意識や価値観を共有したい気持ちが強い傾向にあります。

そのため、異なる価値観に対しては考え方を正そうとしたり、それに基づく行動を束縛したり制限しようとします。


自分の「考え方」や「価値観」を共有できる同志である証として、ペアリングをしたがります。

 

ペアリングをプレゼントする、ギブ&ギブの心理

もし、ペアリングをプレゼントしようと考えた時に、a.「時間」と、b.「考え方」・「行動」の両方の束縛の気持ちがあるなら、要注意です。

 

相手の考え方や価値観をよく観察し、把握する時間を作ることで、相手の考えや価値観に反するような行動ではなく、共感してもらえるのです。


a と b のどちらかの束縛なら、まだ相手も可愛いと思ってくれますが、同じ証を身につけることで、より恋人を愛しく感じたいなら、互いの自由を尊重したペアリングがいいですよね。

 

 
 コラムニスト情報
飯田馨
性別:男性  |   現在地:東京都台東区台東3-3-1 2F  |   職業:手作り指輪専門家、緋銅作家

初めまして。手作り指輪の専門家、飯田馨です!

東京都台東区台東にある工房でRINPLA(リンプラ)を営んでいます。
“自分で欲しいデザインを自分で手作りする”という自由な発想で「世界にたった一つの手作り指輪」を手に入れることができます。これまで、手作り指輪を体験された方が完成した指輪を見て本当に嬉しそうな姿や感謝の言葉を頂きました。

年々手作り指輪の認知が高まる傾向は、とても良い事だと私は考えています。
また、指輪を手作りする目的は、贈る方と贈られる方の絆を深める心願成就です。
そのために、誰もが「想い」を指輪に込められることができる技術をもった専門家が必要で、その技術を提供できることがこれからは手作りに求められると考えています。

これまで、手作り指輪の世界を手作りした方達と一緒に創造して成長してきました。
その創造の目的は、幸福の拡大です。そこには贈る方だけではなく、職人も含め関わる全ての人がその創造を実現していくことを目指します。

見せる指輪ではなく、語れる指輪
100年先も語り継がれる物語を指輪という途切れることのない永遠のカタチにします。

RINPLAは、感動と喜びを増やすを理念に、手作り指輪取扱説明書入門編を作りあげ、1組1組自由な発想で想いを込める手作り指輪の普及活動に取り組んでいます。
自分でコンセプトから制作まで行う手作りジュエリー工房リンプラ
HP:https://www.rinpla.jp/