【男性心理】「仕事が忙しいから彼女いらない」って本音?言い訳?臨床心理士が解説
「仕事が忙しいから恋愛は出来ない、彼女は作らない」。そう言う男性心理とは?タイプ別に効果的なアプローチの仕方を、心理のプロが伝授します。
こんにちは、 えむ心理研究室の石割美奈子です。
そんなふうに公言している人って、意外と多いですよね。
- 「恋愛は出来ないと言っているなら、諦めるしかないかな」
- 「確かにあの人、仕事忙しそうだしな。恋愛しないと決めているなら仕方ない」
そんなふうに思っていませんか?
実は、仕事を理由に恋愛しないようにしている人は、いくつかのタイプに分けられます。
そのタイプごとに、その心理とアプローチ術に迫ります。
仕事を理由に恋愛しないようにしている人の中で一番多いのは、「頑固タイプ」です。
「何より仕事を優先すべき」という先入観があるので、恋愛なんてしている暇があったら、仕事をがんばらなきゃと思っています。
このタイプの人は、自分の性格や仕事に関して、思い込みがあるかもしれません。
「自分は不器用だから仕事は頑張らないと出来ない」と思っているか、「仕事は百パーセントの力で頑張るべきもの」と思っている可能性があります。
そんな頑固タイプの人への恋愛アプローチ方法としては、頑固さにまずは寄り添い、徐々にほぐしてあげる方向が良いと思います。
このタイプの人は、頑固さゆえに批判を浴びてきました。
「そんなにきっちりしなくてもいいんじゃない?」、「恋愛しないなんてつまんない人」、などと言われてきた可能性があります。
実は、頑固タイプの人は繊細な人が多いので、そんな心ない意見に傷ついてきているのです。
それゆえに、余計に「恋愛なんてしなくてもいい」と意地を張っている可能性があります。
まずは、批判せずに共感しましょう。
「そんなに仕事頑張るなんて、すごいですね」というふうに、頑固タイプの人がこれまでにされたことのないリアクションをしてあげるのです。
信頼関係が生まれたら、生真面目すぎる性格をほぐしてあげるのが吉です。
頑固タイプの人は、本心では「ここまで頑張りたくない」「もっと楽になりたい」と思っていることが多いですから、少しずつ仕事以外でリラックス出来るイベントに誘ってあげると効果的です。
温泉や森林浴など、自然の中でゆったりできるところに誘うのが良いでしょう。
頑固タイプの人が仕事では見せない、意外な一面が見られるかもしれません。
仕事が忙しいのを理由にして恋愛しない人の中には、「要領が良くないタイプ」の人も結構多いです。
このタイプの人は、恋愛が並行することによって、キャパオーバーになったり、仕事のミスが出ることを恐れています。
実は自分の仕事能力に自信がないのです。
また、このタイプの人の「自信のなさ」は、仕事能力だけでなく、依存的な性格にも由来しています。
恋愛にかまけて、恋愛依存のようになって仕事がダメになってしまった経験があるかもしれません。
要領が良くないタイプの人への恋愛アプローチ方法は、とにかくごり押しはしないことです。
このタイプの人は、「恋愛してしまったら仕事が出来なくなる」という恐怖感や不安感が先立っています。
ごり押し的なアプローチを受けると、その対応にすでに時間と労力を割かねばならなくなります。
それだけで仕事に影響が出ることもありますよね。
「アプローチを受けるだけでこんなに仕事に集中できなくなるんじゃ、この人とは恋愛なんて出来ないな」と思わせてしまいかねません。
どんなに焦っても、このタイプの人にごり押しはNGです。
ベターなアプローチとしては、仕事のサポートになるような言動を取っていくことです。
ちょっとしたプレゼントなど、良いかもしれませんね。
- 「良かったらアメどうぞ。糖分補給で疲れが吹っ飛びますよ」
- 「これアイマスクなんですけど、良い香りですごくリラックスできますよ。休憩のときにどうぞ」
このように、もらっても負担を感じさせない、本当にちょっとしたプレゼントが効果的です。
何気ないプレゼントだけれど、でも確実に「仕事する自分」を気遣ってくれる人という印象を残すことが出来ますね。
もっと仲良くなってきたら、お風呂や睡眠など、プライベートな時間に使うアイテムをプレゼントしてみましょう。
プライベートなときに「そういえばこれあの子にもらったっけ」と思い出してもらえれば、「プライベートな時間を一緒に過ごしたい」という気持ちにも繋がりやすいので、お勧めです。
大して忙しい仕事をしているわけではないのに「仕事が忙しいから恋愛出来ない」と言い訳に使っている人は、「恋愛に自信がないタイプ」が一番多いです。
このタイプの人は、恋愛しないで済むようにするには、仕事を言い訳にするのが一番手っ取り早いと思っています。
自分に好意を寄せてくれた人に「仕事のほうが大事なら仕方ない」と思わせられると、経験から知っているのです。
「仕事が忙しいから恋愛出来ない」というのを口実にすれば、上手く断ることが出来るとわかっているのですね。
傷つけない断り方を本能的にわかっているのですから、本当は恋愛が上手なはずです。
お付き合いをしても、優しく思いやり深く接してくれると推測できます。
恋愛に自信がないというのは、このタイプの人のコンプレックスというか、思い込みである可能性が高いです。
このタイプに効果的な恋愛アプローチ術
恋愛に自信がないタイプへのアプローチ方法は、恋愛をポジティブなものとしてイメージさせることです。
「恋愛したらこんなにいいことがあるよ」という良いイメージを抱かせてあげましょう。
例えば、ちょっとした会話の中に、あなたとの恋愛を想像させる話を入れると良いですね。
例1は「自分が恋人だったら作ってほしいな」と思わせられますし、例2は少々ベタですが「自分が恋人になれば抱きしめてあげられるのにな」という想像をかきたてます。
恋愛を意識させるトークを少しずつ会話に忍ばせて、ゆっくりと距離を縮めることをお勧めします。
「仕事が忙しいから恋愛は出来ない」と言っていても、本気で自分に恋愛を禁じている人はほとんどいません。
あなたが想いを寄せるあの人の心理を読み解き、「あなた>仕事」にさせちゃいましょう。
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えむ心理研究室室長、臨床心理士の石割美奈子と申します!よろしくお願い致します。
スポーツトレーナー、メンタルコーチ、心理相談員の経験を経てさらに心理学を深く学ぶ必要性を感じ、東京国際大学大学院臨床心理学研究科(博士課程前期)を修了。
臨床心理士の資格を得て、心理カウンセラー、メンタルコーチ、スポーツメンタルトレーナー(テニス・バレーボール等)、およびプロ家庭教師として活動しております。
2013年、心理学・教育学・スポーツ科学の統合的な研究と専門性を活かしたメンタルサポートをポリシーとする「えむ心理研究室」を立ち上げました。
【臨床心理士および「家庭教師カウンセラー」として】
心理カウンセラーとしては、精神分析を専門としており、主にカフェにてカジュアルなかカウンセリングを提供しています。
訪問心理療法、オンライン相談も承っております。
また、全国でも珍しい【臨床心理士でありプロ家庭教師でもある「家庭教師カウンセラー」】として、ご近所から遠方にお住いの方まで、幅広く学習支援と心理的な支援を同時にさせて頂いております。
得意な相談内容は以下のとおりです。
・不登校・ひきこもりの方と親御さんの支援
・発達の特性を持つ方と親御さんの支援
・夫婦関係の改善支援
・親子関係の改善支援
・精神分析的リワーク(復職支援)
・職場の人間関係の改善支援
日常生活ではなかなか得られない、心理的な洞察を深める和やかな相談時間をお約束します。
日本では「カウンセリング」というとまだまだ抵抗のある方も多いかと存じますが、より充実した日々を送るためのツールのひとつととらえて頂ければ光栄です。
どうぞお気軽にご相談ください。
【メンタルコーチとして】
スポーツ選手の方、
難関校合格を目指す大学受験生さん、
コミュニケーションに課題を感じる方を対象に、
メンタルコーチングをさせて頂いております。
勝利のために、夢を叶えるために、より良い対人関係のために。
精神分析を主軸とした自己洞察やイメージトレーニング、ロールプレイングなどを通じて一緒にがんばってまいります
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コラムlatteでは心理学関連の記事を担当させていただきます。
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