美容家電の中でも高い人気を誇る「超音波美顔器」。その効果や使い方のコツを解説。専用ジェルは他の化粧水や美容液で代用OKなのでしょうか?
こんにちは、スキンケアカウンセラーの松原好克と申します。
今回は、「超音波美顔器」をご紹介します。
日常生活において、私たち人間の耳には聞こえない高い振動を持つ音を、「超音波」と言います。
超音波は、周波数によって振動音数が違います。
例えば、1MHzは毎秒約100万回、2MHzは毎秒約200万回、3MHzは毎秒300万回…というメカニズムになっています。
つまり、周波数の数値が低いほうが振動の間隔が広くなるため、より肌の奥にまで響きやすく、逆に、数値が高いと振動の間隔は狭くなり、肌の奥にまで響きにくくなるというわけですね。
ちなみに、家庭用の超音波美顔器の多くは、安全性を重視しているため、3MHz前後のものが大半を占めます。
継続して使用することで、以下のような効果が見込まれます。
皮膚の脂肪燃焼、表情筋を刺激することによるリフトアップ、血行を促して皮膚温度が上昇することによる顔の引き締めが期待できます。
肌老化の原因の1つである古い角質や黒ずみなどの汚れを浮き上がらせ、皮膚代謝(ターンオーバー)を活発にさせます。
イオン導入ほどではありませんが、振動により化粧品成分の浸透性が高まり、うるおい感の向上やキメが細やかになる。
手を行うセルフマッサージは、強引に皮膚を持ち上げたり力づくで行ってしまいがちですが、間違ったマッサージは、慢性的に繰り返すことでコラーゲンの弾力性が失われ、たるみを自ら助長しているようなものです。
超音波美顔器は、手を使わずにマッサージ効果が得られるため、コラーゲンに負担を掛けません。
さらに、手でマッサージを行うよりも、遥かに優れたマッサージ活性力が得られます。
超音波美顔器には、専用のジェルが付属されているものが多いですが、その理由としては、超音波は空気中では伝わらず、水中で伝わり易いという性質があるからです。
つまり、何もつけずに美顔器を当てた場合、皮膚との間に空気が入り込み、超音波が伝わりにくいのですが、厚みと弾力がある水分をたっぷり含んだジェルを使うことで、空気の浸入を防ぐため、超音波の威力が効率よく発揮され易いというわけですね。
専用のジェルが付属していないものは、透明~半透明のジェルを選んでください。
オイルカット・オイルフリー・ノンオイルなどと表示されているものだと、更に良いです。
乳液やクリームなどの油分が多い化粧品は、超音波を阻害するため、向いていません。
超音波美顔器の使い方のコツ
使い方によっても効果に差が生じます。
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スキンケアカウンセラー 松原 好克
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