こんにちは、美肌アドバイザーのMaikoです。
「Exfoliation(エクスフォリエーション)」という言葉を聞いたことがありますか。
日本では、主にエステなどで経験された方もいらっしゃると思います。
実は、アメリカやヨーロッパでは、このエクスフォリエーションこそが、スキンケアの基本だという考え方が浸透しているのです。
エクスフォリエーションとは、皮膚表面に蓄積した不要な角質を除去するケアのことを指します。
皮膚は内部が層になっていて、一番内側の基底層で作られた新しい皮膚細胞が、14日間をかけて皮膚表面の角質層まで上がります。
そこから、さらに14日間をかけて垢となって自然に剥がれ落ちるのです。
これを皮膚の生まれ変わり「ターンオーバー」と言い、肌のバリア機能をはじめ、様々な機能において重要な役割を担っています。
年齢を重ねた肌や、乾燥、紫外線などのダメージを受けた肌は、このターンオーバーが乱れたり滞ったりしやすくなっています。
そのことで、角質が肌表面に蓄積してしまい、肌がくすんだり、乾燥やゴワつき、毛穴の詰まりを引き起こすのです。
また、それらのダメージが蓄積することが、シミやシワの原因に繋がってしまいます。
そのため、エクスフォリエーションにより、この蓄積した古い角質を除去し、肌の生まれ変わりを正常化して健やかな状態に戻すことが大切です。
エクスフォリエーションには、微粒子などで角質を擦り取る物理的な方法と、角質を溶かして剥がしとる化学的方法とがあります。
- 物理的方法:スクラブ洗顔、ダーマブレーション、顔そりなど
- 化学的方法:酵素洗顔、ケミカルピーリングなど
ケミカルピーリングは、酸性の薬剤などで、古い角質や毛穴に詰まった角栓同士の結合を弱めて溶かす除去方法で、エクスフォリエーションの中でも最も一般的です。
皮膚科などでは、にきびの治療にも使われていますが、比較的強い酸性の薬剤を使用するため、前後のケアなどお医者様の指示に従って行いましょう。
エステで角質除去を目的に行われるピーリングは、皮膚科に比べると低濃度の薬剤ですが、やはりこちらもエステティシャンのアドバイスに従って取り入れましょう。
ヨーロッパから始まったダーマブレーションも、ダイヤモンドなどの超微粒子を振動させて古い角質を物理的に削り取る方法で、専門家による処置が必要です。
海外では、自宅でできるエクスフォリエーションも浸透しています。
化粧品として日常的にできる方法は、マイルドピーリングと呼ばれ、エステや皮膚科などで使用される薬剤よりも低濃度の酸が配合された物を使います。
パパインなどの酵素洗顔や、グリコール酸やリンゴ酸等のAHAと呼ばれる成分、サリチル酸などを配合した洗顔料やパックもあります。
その中でもグリコール酸は、最も作用がマイルドで肌に優しいと言われてており、海外でも人気です。
間違ったタイミングや方法でエクスフォリエーションを行ってしまうと、逆に、肌のバリアを傷つけたり壊したりしてしまい、乾燥や肌トラブルを招く可能性があります。
肌がゴワついたり、化粧水の浸透が悪いと感じる時に行うようにし、肌荒れ時や体調が良くない時は避けましょう。
エクスフォリエーションを日常のスキンケアに効果的に取り入れてみて下さいね。
曇りのない、透明感のある肌を手に入れましょう。
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