パソコンの「OS」とは?PC初心者でも分かるOSの種類と言語 (1/2)
パソコンにはWinowsやOS X、スマホにはiOSやandroid。
世の中には様々なOSがあります。
使いたいソフトやアプリがある場合、OSで端末を選ぶ方がほとんどではないでしょうか。
例えばWindows対応のソフトでもMacに非対応だったり、逆に様々なOSに対応している(クロスプラットフォームと言います)だったりと、結構ややこしいですよね。
基本的にアプリやソフトの対応状況を見ながらOSを選ぶ必要があります。
OSとは一体何なのでしょう?
今では当たり前のようにOSと言っていますが、そもそも何なのか、どんな働きをしているのか、サッパリ分からない方も多いと思います。
OSは「Operating System(オペレーティングシステム)」の略称です。
様々な端末や、工場の機械などにも導入されているソフトになります。
ますます分かりませんよね。
まずは複雑なコンピュータの仕組みを紐解いていきましょう。
コンピュータの世界は非常に独特です。
私たちのように言葉を発することもできなければ、自分では物を考えることもできません。
しかし元を辿っていけば、0と1の羅列(2進数と言います)から成り立っています。
この0と1を複雑に組み合わせ、様々な処理を行っています。
私たちに身近な照明は、基本的にオンとオフの2通りしかありません。
コンピュータも同じで、0か1、電気のオンとオフしか無いのです。
しかし、たった2通りでは複雑な処理をできません。
そこで桁数を増やして、処理できるパターンを増やす必要があります。
例えば1桁では0か1の2通りしかありませんが、2桁なら4通り(00・01・10・11)、3桁なら8通り…と言うように、処理できるパターンが増えます。
しかしパターンが増えたところで、例えばファイルを開く動作のために、わざわざ0と1の組み合わせ(1001101100101001…など)を毎回コンピュータに命令していては面倒ですよね。
それに複雑ですから、人間の記憶力では覚えることも到底不可能です。
そこで登場するのがOS。
そんな複雑かつ面倒で怪奇な数字の組み合わせを"見えなく"し、簡単な操作で出来るようにするための役割を持ちます。
例えば、Windowsでフォルダ内のファイルを開く動作を考えてみましょう。
対象ファイルをダブルクリックするか、右クリックからメニューを選び、開く動作をするだけですよね。
しかし、裏ではたったこれだけのために、コンピュータが0と1の組み合わせを超高速で処理しています。
OSはその動作をマウスやキーボードから受け取り、コンピュータが分かるように(機械語と言います)変換しているんです。
いわば仲介人ですね。
ユーザーが分かりやすく操作できるように、また複雑な処理を簡単かつ迅速に行えるように。
それを可能にするのがOSです。
もしOSが存在しなかったら、私たちの生活はここまで便利になることは無かったでしょう。
実はOSと言っても様々な種類があります。
例えばパソコン用ではWindowsとMac(OS X)が有名ですが、他にも「Linux(リナックス)」と呼ばれる、「UNIX(ユニックス)」という系列のOSも存在します。
UNIXの派生(改良型)OSはバリエーションも多いですが、Linuxは21世紀初頭に爆発的ブームを引き起こしました。しかし現在では終息し、UNIX系列のOSでは「ubuntu(ウブントゥ)」と言われるソフトがメジャーになっています。
また、ブログやホームページを公開・管理するための「サーバー」というコンピュータでは、Windowsが使われていることもあります。
しかし、メジャーなOSは「Apache(アパッチ)」と「Free BSD(フリーBSD)」です。
特にApacheはサーバー用としてはWindows並に普及していて、レンタルサーバーを借りると大抵はこのOSが使われています。
少し余談ですが、0と1しかないコンピュータの"言葉"を「機械語」と言います。
私たち人間がそれを把握し、かつ機械に伝えるための役割を担っているのが"プログラム言語"です。
私たちの世界にも英語や日本語、中国語や韓国語があるように、コンピュータの世界でも様々な言語があります。
一例を挙げると、BasicやVisual Basic、Cと派生型のC++にC#、Java、Delphi(Object Pascal)、FortranにCobol、古くはアセンブラなど。
何だかよく分かりませんよね。
簡単に分類すると、0と1の機械語に近い言語が低級言語(アセンブラ)、より人間の言葉に近い言語を高級言語(CやPascal、Javaなど多数)と呼んでいます。
C:printf("hello world\n");
サッパリな方も多いと思いますが、低級・高級で全然違いますよね。
「0xa?db?それなに?」、となる前者より、print(印刷)という単語が使われている後者のほうが理解しやすいと思います。
プログラム言語と一口に言ってもでも、これくらい違いがあります。
実はOSもプログラム言語(主にC言語の系列)で作られています。
ちょっと不思議ですよね。
私たちが普段使っているソフトやアプリ(WindowsやiPhoneなど問わず)は、基本的にプログラム言語によって作られています。
非常に種類は多く、それぞれ向き不向きもあります。
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