狭い部屋を広く見せる!一人暮らしでも簡単「インテリアの工夫ポイント」5選
こんにちは、インテリアコーディネーターの林通子です。
今、お住まいのお部屋は「広さは十分。狭くなんてない」と思えるお部屋ですか?
家族で暮らす家のリビングが広々とした空間で、家族はもちろん、訪れた人々も心地よく過ごせる部屋であればどんなに良いでしょう。
ですが、実際には、なかなか満足のいく広さを得ることが出来ていないのが現状。
一人暮らしのお部屋、ワンルームなどでは尚更のことです。
今回は、狭い部屋も広く見せるインテリアのポイントについてお話ししましょう。
天井や壁など、お部屋の大部分とも言えるところは、明るい色でまとめましょう。
白をベースにした「アイボリー」や「薄めのベージュ」、「パステルカラー」などがお勧めです。
濃い色や暗い色味にすると、押さえつけられたような感じや閉塞感が出て、お部屋は狭く感じられます。
下の画像は、上の画像の壁の色を、明るいものから暗い色に、変えたものです。
比べてみると、空間がぐっと狭まったように感じませんか?
特に、天井には気をつけてください。
天井の色を壁よりも暗めにすると、お部屋の上部に圧迫感が出ます。
お部屋のイメージをポップな印象にしたい場合や、クラッシックなイメージにしたい場合などは、クッションや壁に飾るフレームなどの小物に、色のものを取り入れましょう。
一人暮らしのお部屋のワンルームなどはたいてい、白っぽい壁紙が使われているので、この点は大丈夫ですね。
さて、ここからは一人暮らしのお部屋でも十分実践できるポイントです。
白い壁や天井に、ブラックのテーブルや椅子を置いあるところを、想像してみてください。
モダンですっきりした印象ですね。
ですが、ここで気をつけたいのは、大きな面積を占めるテーブルなどは、ガラス素材のものや、あえて白を選び、黒っぽいものは避けましょう。
濃い色の家具で統一すると、お部屋の印象は重く、狭く感じるようになってしまいます。
また、本棚やシェルフなどの大きめの家具は、壁となじむような色合いのものにしましょう。
コントラストが強い色の家具は、飛び出してくるように見えるので、要注意です。
上の写真と下の写真を比べてみてください。
家具の色の重要性がわかっていただけると思います。
リビングテーブルやシェルフ、テレビボードなどの家具は、なるべく視線よりも低めのものを選ぶのがポイントです。
こうすることで、視線が遮られず、圧迫された印象はなくなります。
背の高い家具を置く場合は、壁際の配置し、視線のフォーカルポイント(視線が集中する場所)にならないようにしましょう。
収納は、隠す収納と見せる収納に分け、メリハリをつけましょう。
床に何となく置いているというようなものを作らないことで、見える床面が増え、お部屋の広がりを感じられるようになります。
収納グッズや本、コレクションしているグッズや小物など、お気に入りのものはたくさん飾りたくなるものです。しかし、本棚のどの棚にもびっしりと本を収納したり、シェルフに小物をめいっぱい飾ったりすることはやめましょう。
棚などにも何もない空間、ちょっとした空きスペースを作ることで、「抜け感」が出て、きつく詰まったような印象がなくなり、部屋を広く見せてくれます。
この「抜け感」というのは、重要なポイントです。
お部屋に入ったときに、窓などにすっと風が抜けていくような感覚、このような「抜け感」があることが、お部屋を広く見せる大切なポイントとなるのです。
お部屋の広さを変えることは、かなりの規模のリフォームなどでない限り、基本的には難しいものです。
ですが、ほんのいくつかのポイントを押さえておけば、お部屋は広がりのある快適な空間に見えるのです。
好きなものに囲まれ、おしゃれな部屋で心地よく過ごす。
そんな理想を実現できる一歩となることは、間違いありません。
ぜひ、お試しください。
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京都・滋賀を中心に稼働中のインテリアコーディネーターです。日々の暮らしを愉しみ、心地よく過ごす・・・そんな空間創りをお手伝いさせていただきます。
ホームページ:interior design LaBlanche (https://www.lablanche0721.com/)
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