手帳選びに迷う人におすすめしたい、選び方のコツ。店頭で迷わないための5つのヒント
文房具屋や書店の店頭では手帳フェアの真っ最中ですが、来年の手帳はもう選ばれましたか。
毎年使っている手帳をリピートされる方も多いとは思いますが、毎年これというものを選べず、あまりの種類の多さに訳が分からなくなっている方もおられるのではないでしょうか。
そこで今回は、膨大なアイテムの中から自分に合った手帳を探すヒントについて見ていきたいと思います。
一番最初に自問自答すべき点は、その手帳を持ち歩くつもりかどうかということです。
手帳を持ち歩くなんて当たり前のように思われるかもしれませんが、手帳にもいろいろな使い方があります。
肌身離さず持ち歩く手帳もあれば、職場のデスクに置いて使う手帳もあります。
また、同じ持ち歩くのでも、鞄の中に入れるのか、あるいはポケットの中に入れるのかによっても選び方が違ってきます。
そしてそれによって、自分が許せる大きさや重さの範囲が決まってくるはずです。
まずはそのあたりから考えてみてはいかがでしょう。
次に考えるべきことは、その手帳を、スケジュール管理のための手帳として使うのか、思い出を残していくライフログ系の手帳として使うのかということです。
手帳には大きく分けて、「未来のための手帳」と「過去のための手帳」という2つの側面があるように思います。
この2つのどちらに重きを置くかを考えることで、手帳の方向性が見えてくるのではないでしょうか。
そしてその際、ヒント1で見た「手帳のサイズ」についても合わせて考えることで、より具体的なアイテムに近づくことができるように思います。
例えば、持ち歩きに適したハンディなスケジュール管理用の手帳か、持ち歩きには適さないけれどもライフログとして楽しめる手帳か、あるいは持ち歩きにも対応したライフログ系の手帳か、というふうに考えてみるのです。
その手帳を買った後、実際に自分がどのように使うかをよりリアルに考えてみることが重要です。
次に考えるべきことは、はたして手帳は1冊でいいかどうかということです。
手帳は1年に1冊でいい、と思っておられる方も多いと思いますが、場合によっては複数冊を使い分けたほうがいいこともあります。
手帳を複数冊に分ける理由としては、1つにはヒント1で見たサイズの問題があります。
どうしても、持ち運び用の手帳と、机上用の手帳とを分けたほうがいい場合などもあるかもしれません。
また、ヒント2で見たスケジュール管理用の手帳と、ライフログ系の手帳を1冊にまとめられず、2冊に分けたくなる場合もあるでしょう。
欲張って両機能を満たす手帳を探すより、あっさり2冊に分けたほうが物事が捗ることもあるのではないでしょうか。
手帳の2冊使いは、これらの他にも、仕事用とプライベート用とを分けられるという新たな可能性があります。
仕事用の手帳とプライベート用の手帳とを分けることは、手帳としての使いやすさの他にも楽しみがあります。
例えば、仕事用の手帳にはある程度のTPO(時(time)と場所(place)と場合(occasion))が求められますが、プライベート用の手帳は自由です。
手帳売場で輝きを放っている、思いきりはじけたデザインの手帳を選んでもいいのです。
「手帳は1冊」という既成概念から自由になってみることも必要です。
また、手帳を買う際、少し先のことを合わせて考えてみるのも大事なことです。
使いやすければこの先もずっと同じ手帳を使いたいと思っているのか、毎年手帳選びを楽しみたいと思っているのかを自問自答するのです。
運命の1冊を見つけたら、その後はできるだけその手帳を使い続けたい、という場合は、ロングセラーのアイテムを出している手帳メーカーの商品を選ぶと無難です。
もちろん、どの手帳においても仕様が変更される可能性はゼロではありませんが、ある程度の目安にはなります。
また、ロングセラーの手帳は入手しやすさとも関係があります。
来年以降のことを考えると、重要なファクターと言えるでしょう。
一方、毎年手帳選びを楽しみたい方は、単発で出されるファンシー系の手帳も候補に入れて楽しむことができます。
その場合は、文房具屋や書店だけではなく、雑貨屋やファンシーショップなどにも足を延ばしてみるといいかもしれません。
最後に自問自答すべき点は、自分にとっての手帳の重要度です。
手帳を持つことが当たり前のように思い、なんとなく持ってはいるものの、毎年ほとんど使いこなせていないということはありませんか。
これは手帳を使いこなせないことが悪いのではなく、自分に合っていない手帳を使っているからではないかと思います。
例えば、手帳はカレンダーを確認する程度にしか使わず、どちらかといえば仕事ノートが主という場合は、マンスリーとノートが一緒になったタイプの手帳を選ぶという選択肢があります。
あるいは、ノートをメインにし、小さな手帳を付随させる形でもいいのです。
手帳が自分にとってどのようなものかを考えることは、手帳選びの基本であるはずですが、同時にしばしば忘れられがちなことです。
既成概念にとらわれず、柔軟に考えてみることも必要です。
これまでに述べて来た5つのヒントは、買うべき手帳の方向性をざっくりと定めるためのものです。
手帳の方向性が決まると買いに行くべき店や、手に取るべき手帳が分かるのではないかと思います。
近年は手帳の選択肢も爆発的に増え、店頭で途方に暮れてしまうことも多いのではないでしょうか。
実際に店に足を運ぶ前に、上記の5つのヒントを手がかりに自問自答し、ある程度しぼりこんでから手帳選びを楽しんでみてはと思います。
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