はじめに

音楽を聞く人にとって、イヤホン選びはとても重要です。

 

本格派の人には「イヤホンよりヘッドホン」、「一万円以下のイヤホンは買わない」などという方もいるかと思いますが、そこまでこだわらないものの、買うなら出来るだけ良いものを選びたいという人に向けた、最低限知っておきたいイヤホンの選ぶ基準をご紹介します。

 

イヤホンの種類「インナーイヤー型(開放型)」

 

iphoneなどに付属で付いているタイプが、このインナーイヤー型です。

耳にはめる部分は平たく、耳の形を選びません。

 

万人受けのイヤホンと言えるでしょう。

 

音漏れしやすい

開放的なタイプなので比較的音漏れしやすく、周囲の音が入りやすいのが特徴。

通勤時、電車のアナウンスを聞き逃したくない場合などは逆にお勧めです。

 

長時間の装着が可能

耳に長時間はめていても疲れにくいので、シチュエーションを選ばず気軽に使用するならこちら。

ただし多少外れやすいので、運動中には不向きのものも。

 

軽く自然な音が楽しめる

インナーイヤー型は開放(オープン)型イヤホンのため、音の通りは良く、より自然な音が楽しめます。

 

イヤホンの種類「カナル型(密閉型)」

 

突起を耳に押しこむタイプのイヤホン。

外れにくく、奥へ押し込むように付けるので音楽がより鼓膜へ近く届くのがメリットです。

 

遮音性は抜群

耳の穴をすっぽり覆うように詰め込むこのタイプは、遮音性が高く周囲の声もあまり聞こえない「密閉型」なので、移動中は注意が必要。

 

しかし、逆に雑踏の中でも周囲の音は入りにくいので、集中したい時にはこちらが良いでしょう。

 

外れにくい

イヤーピースのサイズにもよりますが、基本的に外れにくいのでジムなどの運動中にもお勧めです。

 

耳から落ちてしまう人は、付属でイヤーピースがついてきていると思うので、耳の穴のサイズに合わせて交換しましょう。

 

より重厚に音が大きく聞こえる

カナル型は密閉型のため、音楽は大きく重く届きます。

重低音が大きめに響く、やや音が籠る場合があるなどの可能性はありますが、一人で浸りたい時はカナル型がお勧めです。

 

とことん遮音性を高めたい人は

とにかく周囲の音を入れたくない、音漏れを防ぎたいという人は、以下のポイントをチェックしてみましょう。

 

イヤーピースは大きめのものを

イヤーピースが小さめだと耳に入れた時に隙間が出来るので、外部の音を中に入れやすくなってしまいます。

多少押しこむくらいの大きさのイヤーピースにすると、かなり遮音性を高めることが出来ます。

 

イヤホン部分は大きく太めのものを選ぶ

イヤホン部分は、耳にふたをするような、分厚く大きめの台形型ものを選ぶと、耳に音楽が聞こえる耳栓を入れているようなものなので、一層遮音性が高まります。

 

右のイヤホンの方が遮音性は高め

 

おわりに

イヤホンはそこそこでいいという人は、音質を重視する場合はインナーイヤー型、音漏れや周りの環境音が気になる方はカナル型というように、まずはざっくり選んだ上で、ノイズキャンセリングつきやデザイン性で選んでみましょう。

この記事を書いたコラムニスト

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