おしゃれな酒器で日本酒を楽しむ。お酒タイプ別・うつわの選び方 (2/2)
用途の異なる器を、酒器として使ってみましょう
湯飲みをぐい呑み代わりに
陶芸作家の方が作るぐい呑みは、意外と高いものが多いのですが、同じ作家さんでも、ぐい呑みより湯飲みの方が安いもの。
小ぶりの湯飲みを狙ってみましょう。
九州の焼酎用のぐい呑みは、お買い得!
九州の焼き物だと、焼酎用のぐい呑みの方が安く手に入るので、焼酎用を探してみましょう。
酒器に転用できるものを感性で探すのも、また楽し♪
また、本来は飲み物用ではない器でも、形と大きさが酒器に代用できるのであれば、用途の違う器をぐい呑みに利用するのも一興。
小さめのコンポート(脚付きボウル)なども、ぐい呑みに向いています。
高いぐい呑みを買う必要は無いのです。
自分の感性で酒器に転用できるものを見立てて買うのも、楽しいものです。
おわりに
かつて猪口は料理を盛り付ける向付であったのですが、江戸時代の中期に蕎麦やお酒用の器として使用され始めました。
昔から用途の違う器を酒器として見立て、使いこなしてきた歴史があります。
今ではすっかり使われなくなってしまった盃洗は、氷を入れ、冷酒用のガラスの徳利を冷やすのに使うと洒落ていますし、大きめの片口をアイスバスケット替わりに使用するのも、良いと思います。
陶器店や旅先で「この器、ぐい呑みに使えないかな」などと想像をめぐらせながら酒器を選ぶのも、楽しいです。
自由な発想で酒器を使うことにより、日本酒のある生活がより楽しくなると思います。
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