PCのネットワークトラブルを回避!IPアドレス・DHCP・DNSの基礎知識 (1/3)
こんにちは、パソコンサポーターの矢野勇雄です。
現在、家庭で利用されているパソコンは、インターネットに接続されていることが前提となっています。
このために、一般のユーザーもネットワークのトラブルに合うことが増えています。
このような状況に対応するため、ある程度、通信に関連するネットの基礎知識が必要になっています。
なかでもIPアドレス、DHCP、DNSの仕組みを知っておくことが重要です。
- IPアドレスとは?
世界中のネットワーク機器に重複しないよう、割り振られている番号
ここでいうネットワーク機器は、ブロードバンドルータ、無線LANルータ、ホームゲートウエイ、ネットワークプリンタ、パソコン、スマホ、ケータイなどです。
IPアドレスは「192.168.0.1」といったように、0~255の数字を4つ、「.(ドット)」で区切って並べて表記します。
- プライベートアドレス
- グローバルアドレス
- リンクローカルアドレス
では、それぞれについてご説明します。
家庭内LANなど、インターネットに直結しない閉じたネットワークにて、特定範囲のIPアドレスを自由に使えます。
このアドレスは、インターネットへの接続に使えません。
世界中のインターネットで利用され、国際的な管理団体が管理しているアドレスです。
個人のユーザは、プロバイダから割り当ててもらう必要があります。
何らかの理由でパソコンにIPアドレスが適用されなかった場合に、パソコン自身が自動的に割り当てるアドレスです。
このアドレスも、インターネットへの接続に使えません。
具体的には、以下のような番号が割り当てられています。
- プライベートアドレス
10.0.0.0~10.255.255.255(約1600万)
172.16.0.0~172.31.255.255(約102万4000)
192.168.0.0~192.168.255.255(約6万5000)
- リンクローカルアドレス
169.254.0.0~169.254.255.255
- グローバルアドレス
上記以外
パソコンの先にある「ブロードバンドルーター」や「ホームゲートウエイ」が、インターネットへの中継役を行います。
ブロードバンドルーターなどには、インターネットプロバイダから割り当てられた「グローバルアドレス」が設定されており、「プライベートアドレス」を「グローバルアドレス」に変換します。
続いて、DHCPの基礎知識についてご説明します。
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福岡市とその近郊でパソコンの出張サポートをやっています。パソコンを使っていて困った際のサポートを行っています。具体的にはパソコンの初期設定、インターネットへの接続、ウイルスなど迷惑ソフトの削除、旧パソコンから新規パソコンへの各種設定・データの引っ越しなどをやっています。
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