家族葬、自由葬、直葬…最近のお葬式は種類豊富!葬儀スタイル7つ
家族葬や自由葬、密葬は最近人気のお葬式スタイルですね。お葬式は費用や会場などで負担が大きいため、一般葬以外の選択肢も増えてきています。
終活ブームで、何かと話題になる「お葬式」。
自分のお葬式はどうしよう、と悩んでいる方も多いと思います。
最近のお葬式のキーワードは「自分らしさ」。
しかし、自分らしいお葬式ってどんなものでしょうか。
最もオーソドックスなお葬式です。
故人に縁があった方に訃報をお知らせし、弔問客を限定することなくお別れをして頂きます。
お葬式は、宗教儀礼に則り、執り行われるのが通常です。
最近の主流になりつつあるのが、家族葬。
家族葬に定義はないのですが、主に身内や親しい人のみが参列する、ごく小規模で少人数のお葬式の事を指します。
「ごくごく親しい方だけに送られたい」というシンプル派に好まれるお葬式です。
こぢんまりとした家族葬とは対照的に、個性を重視したお葬式が自由葬。
宗教や固定概念に縛られない、自由な発想でお葬式を考える方が増えてきています。
故人が好きだった音楽にこだわったお葬式です。
読経の代わりに故人が好きだったBGMを流したり、ピアノの生演奏など、音楽をセレモニー演出の中心にしたお葬式になります。
お通夜は家族のみで過ごし、葬儀・告別式は一般葬として行うスタイル。
弔問客を招くセレモニーは1日限定になることから、1日葬と呼ばれています。
故人や家族に社会的な付き合いが多く、一般的なお葬式をする必要があるけれど、家族の時間も欲しいという方に向いています。
時間や手間を掛けられる方の中には、祭壇や遺影を手造りにする方もいらっしゃいます。
葬儀業者の手は借りない、もしくは最低限にし、できる限り自分たちの手で行うお葬式です。
ちなみに、DIY葬は行き当たりばったりでできるものではありません。
事前に段取りを決めておくなど、心構えをしっかりとしておくことが必要です。
近親者で密葬を済ませ、後日、改めて弔問客を招いてお別れをして頂きます。
多くの弔問客が見込まれる、有名人や著名人が亡くなった際に選ばれるスタイルです。
究極のシンプル葬とも言える、直葬を選択する方が珍しくなくなりました。
費用を掛けられないという経済的な理由や、人付き合いが少ない方、お葬式という儀式に執着がないなどの理由の他、残された者に負担を掛けたくない、とご本人が希望する場合が少なくありません。
「お葬式はしない」と言っても、ご遺体の処置は必要ですから、主に火葬のみをすることになります。
ただし、直葬は、やり方によって故人とのお別れの時間がほとんど取れないことも。
そのため、見送った方々に後悔が残ってしまうこともあります。
葬儀業者との打ち合わせの際は、手順をしっかりと確認し、納得の上で選択することが大切です。
お葬式は、故人のためだけに行われるものではありません。
見送られる者、見送る者の双方が、納得できる形で行われるのが理想的なお葬式と言えます。
「自分らしさ」の中には、お互いを思いやる気持ちがこもっていることが必要です。
なお、寺院内にお墓がある場合、無宗教でお葬式を行うと納骨できないことがあります。
どうぞ、ご注意ください。
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