ペットの子犬を飼ったら、躾よりも先にやるべき3つの重要ポイント
いよいよ我が家に犬がやってきたという時、勉強家で真面目な方ほど「きちんと躾なければ」と、一生懸命「おすわり」や「まて」、「おて」や「おかわり」を教えようとします。
しかし、少し待ってください。
それは本当に「今」必要なことでしょうか?
そこで今回は、犬を迎え入れたら「おすわり」「まて」よりも先にやってほしい、大切なことについてお話していきます。
生まれて数か月で、親兄弟から引き離された子犬。
元気に見えても、まだ不安でいっぱいです。
家に迎え入れたら、まずは安心して寝られるように、環境を整えてあげましょう。
季節や気温に合わせて、室温や湿度の調節をしてあげてください。
そばに寄り添って眠り始めたら、そのまま、そっとしておいてあげましょう。
パピーは1日20時間くらい寝ていても、寝すぎではありません。
「食べて、少しだけ遊んで、出す物を出して、寝る」というのが基本です。
生活環境を整えるのと同時に、一緒に遊んだり、体に触れていきましょう。
人の手は、「温かくて優しいものなんだ」ということを子犬に伝えていくのです。
優しく声をかけながら、そっと毛並に沿って体を撫でていきましょう。
特に口の周りや耳、足先などは今後のケアで触れることが多い場所です。
まだ警戒心がない子犬のうちに、こうして色々な場所を触れるようにしておくと、将来的にケアが必要になった時にも、受け入れて貰いやすくなります。
落ち着きがなくて噛んで大変だったり、触ろうとすると噛んだり暴れたりするということは、よくある事です。
私たちが「何を考えてるのか分からない」と思うのと同様に、子犬たちも「もう、全然分かってないんだから」と不満に思っていることでしょう。
焦らず、少しずつ信頼関係を築いていきましょう。
お家での生活リズムに慣れてきたら、子犬が成長していったら、どんなライフスタイルになるのか考えてみましょう。
車で出かけるのか、それとも電車に乗る必要があるのか、家に来客が多いのか等、それぞれの家庭で違う環境があります。
今後使っていく道具、移動手段など、この時期から少しずつ遊びを交えながら慣れていくといいですね。
生後6~13週頃は、子犬が色々なものに慣れるのに最適な時期と言われています。
この時期に、色々な人・物・イヌ・他の動物との良い経験をさせてあげましょう。
抱っこで散歩をしていったり、窓を開けて外の音を聴かせてみたり、親しいお友達に遊びに来てもらったりと、無理なくできることから始めてください。
「はじめが肝心」と、神経質になりがちなパピーとの暮らし。
あっという間に成長してしまうので、焦る気持ちも分かりますが、言葉を教えるのはいつからでもできます。
まずは、オーナーさんとの信頼関係を築いて、犬との暮らしを楽しみましょう。
|
|
「イヌと人の笑顔を少しでも増やす!」という目標のために、
Vancouverへ渡航。
現地のドッグトレーナー養成学校で、「おやつや体罰を使わない」
オーナーさんとイヌの絆をつくる というトレーニング方法を学ぶ。
卒業後はドッグウォーカーや、Dog daycare
(犬の預かり施設)に勤務。
帰国後、動物病院での業務を経験。
Dog indexドッグトレーナー 神奈川担当として活動中。
神奈川県内の動物病院にてパピー教室、相談会を担当。
*College of Canine Behavioral Science(Vancouver, Canada)卒業
*動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
*愛玩動物飼養管理士
*愛犬飼育管理士
パートナー犬は、2011年生まれのシェルティー。
Kiitos(キートス)♂です。
|
|