ストレスを受けたら、どう対処すべき?「疲れたときの自分リスト」活用法
こんにちは、心理カウンセラーの松本春花です。
春は、新しく社会人になられる方や職場を変わる方など変化が多い時期です。
仕事をしていくことはやりがいがあったり、充実したりと良いこともある一方で、過剰なストレスや疲れで、心身の病気になる方も少なくありません。
病気になることは自分自身にとっても、会社にとっても大きな損害になるため、できれば避けたいものです。
今回は仕事上のストレス対処として、自分自身で出来ることを考えていきたいと思います。
まず、「ストレス」という概念はハンス・セリエ博士という人が初めて考えました。
セリエが提唱したストレス理論では、人はストレスを感じると
- ストレスによってバランスを崩す
- 頑張って適応する
- 頑張った結果、疲弊してしまう
という3段階が、多くの人に同様に生じると言われています。
つまりは、ストレスを感じてから無理して適応しようと頑張り続けてしまうと、無理がたたって疲れ、倒れてしまうことが生じてしまうのです。
ストレスがあることは仕方のないことではありますが、頑張りすぎてもよくないようです。
つまりはストレスを感じたときに、ストレスを克服しようと頑張りすぎるより、うまくつき合っていくことが大切であると言えます。
次にストレスとつき合っていく方法ですが、これは決まったものはありません。
皆さんの性格や趣味が異なるように、ストレスの対処方法も人それぞれです。
例えば「人と話す」ということは、気分の変化になり良いかもしれません。
しかし、これらは、元気なときにはすぐに何をすれば良いか見つかるかもしれませんが、ストレスを抱えてしんどくなっているときには、なかなか見つからないものです。
元気なときに、「疲れたときに自分のためにすることリスト」を作っておくことをお勧めします。
また、しんどくて何もできないと思ったら、かなり疲れているかもしれません。
この場合は上記のように、何かしようと思わずに休める時間を作り、ゆっくり寝たり、ごろごろして過ごしましょう。
人間の体はよくできており、自分自身がストレスの存在に気づく前に、身体がサインを出しているということがよくあります。
例えば、以下のような症状がよく起きがちです。
- 寝付きにくくなる
- イライラすることが増える
- 食欲がなくなる・増える
自分の身体に敏感になり、こういったサインに早めに気付き、対処することが大切です。
仕事や勉強をしていく以上、ストレスをゼロにすることはかなり難しいことと言えます。
しかし、ストレスと真っ向から戦わずうまくつき合っていこうとすることで、仕事の仕方も日々の過ごし方も変化が生じるのではないでしょうか。
まずは、ストレス対処として出来ることのストックを作り、引き出しを増やしていきましょう。
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