アメとムチはNG!仕事のやる気を引き出す「第3のモチベーション」とは (1/2)

執筆者: 田中勝悟 職業:心理カウンセラー
はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの田中勝悟です。

 

「第3のモチベーション」を上手に活かした、やる気の引き出し方をご紹介します。

実業家やどんどん出世する人など、やる気に満ち溢れている人達は、第3のモチベーションの扱い方が上手です。

 

 

ちなみにモチベーションとは、やる気や動機づけの源となる部分です。

「頑張ろう」という思いも、モチベーションから来ています。

 

このモチベーションについて、一緒に見ていきましょう。

 

第3のモチベーションとは?

その前に、第1・第2のモチベーションについて説明します。

 

第1のモチベーション

簡単に言えば、生存に関わるモチベーションです。

 

人はお腹が空いたらご飯を食べたり、眠たくなったら布団に入って寝ようとします。

生きていくために行動を起こすモチベーションが、「第1のモチベーション」です。

 

第2のモチベーション

損得で動くようなモチベーションのことを指します。

 

例えば、

 

  • お金を貰ったから頑張る
  • 怒られるのが嫌だから頑張る
  • テストで悪い点数を取りたくないから頑張る
  • 営業成績で低い評価をもらいたくないから頑張る

 

と言ったように、自分にとって損か得かで考え、動くモチベーションです。

 

第3のモチベーション

それに対し、楽しいこと、好きなことはずっとしていたい。

この原動力が、第3のモチベーションです。

 

例えば、嫌なことにはなかなか取り組まないのに、好きなことだと何時間でも没頭してしまう。

このような経験は誰もがあると思います。

これが第3のモチベーションです。

 

 

アメとムチで頑張るのは、限界がある

よく「人を動かすのはアメとムチで」と言われます。

これは第2のモチベーションの原則に則った考え方です。

 

  • しっかりと報酬を上げる
  • 悪さをすれば罰則を与える

 

そうすれば人は自分から動くだろう、という信条が根底にあります。

 

しかし、こうした考え方で仕事をすると、途端に仕事がつまらなくなります。

なぜなら「よい報酬をもらう」という結果だけで動くようになり、仕事そのものには目がいかなくなるからです。

 

先に結果を意識してしまうと、過程がおろそかになり、仕事の質が低下してしまうのです。

 

 
 コラムニスト情報
田中勝悟
性別:男性  |   職業:心理カウンセラー

病院と学校で心理カウンセラーの仕事をしています。
多くの方の幸せに貢献できるようなカウンセラーをめざし、日々勉強中の身です。

少しずつ、成長しているのかな?と迷いながら前に進んでいるという感じです。そんな中で私が感じたことコラムでお伝え出来ればと思っています。