はじめに

最近、ジャーサラダのブームにより日本でも知名度が上がり、人気が出てきたメイソンジャー。


アメリカでは、近所のスーパーに売られている身近なものです。

食べ物に使うだけでなく、工作やガーデニングの道具として、またはランプや花瓶などとしても使われています。

 

 

このメイソンジャーは、レトロな雰囲気が人気の理由の一つですが、実際に1858年に John Landis Mason氏 が特許を得た、とても古い歴史のあるものです。


今回は、このメイソンジャーを含むビンテージのグラスジャーをご紹介したいと思います。

一番有名な「Ball」

現在、メイソンジャーで一番名前が知られているのが、「Ball」です。
スーパーなどで売られているものも、ほぼBallのものと言って良いと思います。

 

製造年代によるロゴ形状の違い

このBallのロゴは、年代によって違いがあるため、ロゴを見るだけで大体いつ頃のものか分かるようになっています。


下の左二つは、メイソンジャーではなくBallのワイヤージャーのビンテージになります。

右端の現行品のメイソンジャーと比較し、ロゴがこのように違います。

 

(左)1923-1933年のもの、(真ん中)1933-1960年のもの、(右)現行品

 

シンプルで美しいワイヤージャー

このワイヤージャーは、蓋と本体の間にシールと呼ばれるゴム製の輪を挟み込むことで、密封度を上げるようになっています。


ワイヤーとグラスだけと言うシンプルな形が美しく、インテリアにも向いています。

残念ながら現在では、このワイヤージャーは作られていません。

 

色付きのグラスジャーも

また、古いグラスジャーには色付きのものもあります。

 


復刻版としてBallのブルーのメイソンジャーが2003年に、グリーンのメイソンジャーが2004年に発売されています。

こちらも人気、「Kerr」

メイソンジャーで「Ball」と並んで有名なのが、この「Kerr(カー)」です。

 

 

昔は、それぞれ Ball社 と Kerr社 から販売されていましたが、現在では Jarden Home Brands という会社が両方のグラスジャーを販売しています。

 

製造年代によるロゴ形状の違い

Kerrでは、どのロゴがどの年代のものかは分かっていないものの、やはり年代によって違いがあります。
こちらは本体も蓋もヴィンテージですが、このようにロゴに違いがあります。

 

 

ミルクガラスで有名「Hazel Atlas」

ミルクガラスで有名な「Hazel Atlas」社ですが、グラスジャーも出していました。

 

 

「Atlasジャー」と呼ばれるこちらも、様々なタイプの刻印があり、コレクターが多くいます。

ジェリージャーが可愛い「Anchor Glass」

Fire Kingを出していた、Anchor Hocking社から独立した Anchor Glass Container社 からも、グラスジャーは出ていました。


これは、Anchor Glass Container社の、ジェリージャーになります。

 

 

本体は小さいですが、口の大きさはBallメイソンジャーなどのレギュラーマウスと同じです。

このgolden harvestシリーズも、現在ではBallとKerrと同じ会社から販売されています。 

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