家族が片付けない、モノが多い…片付けの価値観に基づく理想のくらし
こんにちは、ライフオーガナイザーの岩﨑 梢です。
片づけの先にある心地良さを見つける、ライフオーガナイズについてお伝えします。
前回は、ものを片づける前に頭の中を片づけましょう、というお話をしました。
質問した「自分の好きなもの(こと)、大切なもの(こと)30個」は思い浮かびましたか?
この答えから見えてくる価値観は、あなたの片づけに大きく影響します。
「え?たかが片づけなのに価値観?」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんね。
けれど、本当に「たかが」なら悩む必要がないはずです。
これまでの片づけがうまくいかず悩んできたのは、自分の価値観を明確にして目的を持っていなかったからだと思いませんか?
「片づけ」と聞いて想像することは、どんなことですか?
- ものが少なくてはならない
- 整然と並んでいなくてはならない
- 片付けるにはまず捨てるべき
などと、誰かが決めた、またはどこかで見た、いつの間にか身についてしまった「〜でなければならない」「〜すべき」という認識が、あなたの片付けの常識になっていませんか?
ものが少なければ、それは居心地の良い部屋でしょうか。
ホテルのようなミニマムな暮らしが好きな人がいれば、溢れんばかりの大好きなものに囲まれてうっとり暮らす人もいます。
整然と並べるのは苦痛ではありませんか?
ものが一糸乱れず並んでいて欲しい人がいれば、ちょっと外した感じが好きな人もいます。
見せる収納が好きな人がいれば、全部隠したいと思う人もいます。
それぞれに自分だけの心地良いと思う空間があるはずです。
- 自分は何に心地良さを感じるのか
- 何が好きで、大切に思うのか
頭の中を整理して、自分の価値観を見極めましょう。
片づけの作業にはものを選びとることが重要ですが、価値観が明確になれば、選ぶことが容易にできるようになります。
ご家族や一緒に暮らす方たちと、部屋作りや片づけについて話しあったことはありますか?
同じ空間を過ごす人がいるならば、ぜひ一緒に頭の中の整理をして貰い、価値観のすり合わせをしてください。
お互いの意思を共有しなければ、それぞれの目指すところや心地良さが理解できずに誤解が生じることもあります。
- 相手が何を心地良いと思うのか。
- 相手と自分の心地良さの違いをどこまで認められるのか。
- お互いの片づけのスキルはどれくらいなのか。
それぞれが相手を思いやり、努力することが必要です。
うちの子はおもちゃや本が出しっぱなし。
いくら言っても元に戻してくれない。
もしそんなふうに困っているのなら、それはもしかして、お母さんやお父さんのやり方だから、お子さんはうまく出来ないのかもしれません。
お子さんにもその年齢なりの価値観があり、得意なこと、苦手なこともあるでしょう。
絵本の並べ方を考えても、本の高さ・大きさ・色・登場人物・好きな物語の順番、様々な方法がありますね。
「絵本がどんなふうに並んでいたら取り出しやすくて片づけやすいと思う?」
「好きな並べ方を教えてね。一緒にやろう!」
いったん本を全部出して、お子さんと一緒に分けて並べ直してみましょう。
使う人が大人であれ、子供であれ、本人の意見を聞くことが大切です。
文章にすると難しく思われるかもしれませんが、好きや心地良さ、使い勝手を考えることが価値観の認識につながります。
片づけの目的を見失わないよう、ぜひ一度振り返って考えてみてくださいね。
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くらしづくりNEST主宰
ライフオーガナイザー/カルトナージュ制作
北海道札幌市近郊でライフオーガナイズとカルトナージュをお伝えしています。
数多くの引越しによる環境の変化、片づけの悩み、子育て、自分の好きなものへのこだわり、毎日を楽しむことなどこれまで経験した全てがライフオーガナイズを学んだことで繋がり、より心地良いくらしを実践できるようになりました。
片づけのみならず、私の心を軽くしてくれたライフオーガナイズで皆に楽になってもらいたい。
世界にひとつの作品を作るカルトナージュでくらしを楽しんでほしい。
そんな思いをお伝えします。
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