幼児期の子供の運動不足を解消!親子で出来る簡単運動ポーズ4選 (1/2)

執筆者: 江殿祐一 職業:幼児&児童のスポーツ・体育指導の専門
はじめに

こんにちは、「こども未来遊育 えどのっちスポーツクラブ」代表の江殿(えどの)です。


幼児体育の仕事に携わり15年になります。

「運動を通じ人を育てる」ことをモットーに、3〜12歳の子ども達と一緒に日々活動しています。

 

 

幼児体育の現場

今の子どもたちの動きを確認する為、必ず年度初めに、ハイハイの動きをしてもらいます。

子ども達は笑いますが、いざやると、手で上半身を支えられず腕が曲がり、顔を撃つ子がたくさんいました。

私からすれば笑えない現状です。

 

なぜハイハイができないのか

産まれてきてから行う動作の基本的な流れは「寝返り→ハイハイ→二足立ち(二足歩行)」です。

この中で1番早く見たい姿は、二足立ちではないでしょうか。


しかし、二足立ちよりも、もっとたくさん時間をかけて欲しい動作がハイハイなのです。

実は、ハイハイには、体を支える為に必要な要素がたくさん備わっています。

しかし、そこにかける時間は短くあまり重要視されないのが現状。


うちの子もハイハイ期が短かったかな、と思われた方。

ご安心下さい、今から少しずつ鍛えていくことができます。


 親子でも出来ますし、お子様が1人でも練習可能な運動をご紹介します。


腕や手を使った運動編

 家でも公園でもできる運動です。

 

手押し車

四つん這いになった子どもの膝を持ち上げ、子どもの手で前に進む運動。


 

初めは進めなくても大丈夫です。

徐々に進めるように誘導してあげて下さい。

 

目標:10〜20歩

 

お子様の両手がしっかり伸びていることを確認しましょう。

 

鉄棒でぶら下がり

身長より少し高めの鉄棒に両手でぶら下がる。

さらに体を揺らしてみる。

 

 

1人で揺らせない場合は、少し揺らしてあげて下さい。
揺れている目安は、年令にもよりますが5〜10秒。

握力も鍛えることができます。

 

目標:1人でぶら下がれるようになり、体を揺らすことに挑戦する。

 

鉄棒を上からしっかり握れているかを確認しましょう。

 

鉄棒でアゴタッチ
  1. 腕を肩幅に開いて、鉄棒を下から握らせます(逆手)。
  2. ジャンプをして、鉄棒とアゴをつけたをまま数秒我慢。

 

この時、足を曲げるとなお良いでしょう。

 

 

目標:足を曲げてアゴタッチしたまま3~10秒キープ。

 

  • 腕に力が入っていないと、ただ単にジャンプしているだけの状態になります。その場合は、体を持ち上げて鉄棒とアゴをジワジワタッチさせて下さい。
  • あごの下(喉)あたりに鉄棒を入れないよう、注意してあげましょう。

 

壁逆立ち

 まずは「基本形」です。

 

  1. 壁から2〜3歩離れた場所に、背を向けて立つ。
  2. 地面に両手をつけ、後ろ歩きの要領で片足ずつ壁を登ってトンネルの形になる。


目標:トンネルの形を10秒キープ

 

 
 コラムニスト情報
江殿祐一
性別:男性  |   職業:幼児&児童のスポーツ・体育指導の専門

こども未来遊育 えどのっちスポーツクラブ代表  江殿 祐一

幼稚園・保育園を中心に正課体育(幼児)・幼児・小学生の課外スポーツの指導を行っています。体操の選手を育てるのではく『運動を通じ人(子ども)を育てる』ことを理念におき、日々、3歳〜12歳までの子ども達と一緒に汗を流し向き合っています。色んな運動種目がある中で子ども達には『できる事』だけにを目標をおくのではなく、出来るまでの『過程』や『努力する大切さ』『仲間との関わり』『自立心』を大切にしてもらいたいと思い活動しています。
また、幼稚園・小学校に出向き親子体操なども行ない地域活動もしています。(2014年3月にはベトナムで親子体操を開催しました)

オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/edonocchi-kodomomirai