イギリスのティータイムに憧れ♡紅茶に合う人気のお菓子まとめ (1/2)
‘Would you like a cup of tea?’
このセンテンスには「紅茶でも飲みながら一息つきませんか。」という、イギリス人のおもてなしの精神が込められています。
紅茶に添えられるのは甘いビスケット。
今回は、紅茶と相性の良いビスケットの数々をご紹介します。
イギリスでティーといえば、紅茶のことです。
ミルクティーにするのが一般的です。
ティータイムを豊かにし、彩を添えるのがビスケットです。
ティーケーキやショートブレットなど、イギリス人はお茶菓子のことをビスケットといいます。
元祖ビスケット(お茶菓子)であった「ビスケット」が、広い意味でのお茶菓子一般を示すようになったことは想像に難くありません。
ちなみに、クッキーは米語で、英語ではビスケットといいます。
ビスケットといえば、プレーンなリッチティー、重曹を多く含んだダイジェスティブがポピュラーです。
ダイジェスティブは、英語で消化という意味ですが、重曹には消化を助ける働きがあるそうです。
片面にチョコレートをコーティングした、チョコレートダイジェスティブは、永遠の定番商品。
どこのスーパーマーケットにも必ずあります。
チョコレートにはミルクとダークがあり、どちらにしようかいつも悩んでしまいます。
イギリス人は、大人も子供もチョコレートが大好きです。
ビシッとスーツを着こなしたビジネスマンでさえ、書類をめくりながらチョコレートバーを齧っています。
イギリスのチョコレートは、とにかく甘いのが特徴です。
EUの基準では、ミルクチョコレートでは25%以上、ダークでは35%以上カカオが含有されていなければ、チョコレートとしては認められません。
イギリス製品は、その基準を満たしておらず、チョコレート菓子に分類されるものがほとんどです。
日本ではあまり馴染みのないティーケーキは、チョコレートでコーティングされたマシュマロです。タンノック社の物が有名で、そのレトロなパッケージと素朴な味は、イギリス人に、楽しかった子供時代や優しかったお婆ちゃんの姿を思い出させるのだそうです。
ティーケーキをはじめ、ダイジェスティブチョコレートなど、チョコレートコーティングされたビスケットにはミルクとダークがあります。
大多数のイギリス人は、甘いミルクチョコレートを好むようです。
ジャッファケーキは、柔らかいビスケット(または固めのケーキ)にマーマレードのようなオレンジゼリーを挟み、ダークチョコレートでコーティングしたお菓子です。
オレンジの酸味とダークチョコレートの甘さが、絶妙なハーモニーを奏でます。
ビスケットとケーキの中間といった食感のジャッファケーキは、名前からも分かるように、ケーキとして販売されています。
イギリスの法律では、ケーキには日本の消費税に相当する税金(VAT)が課されません。
ジャッファケーキをビスケットとみなして徴税しようとした政府と、ケーキであると主張した発売元のマクビティー社が、法廷で争ったことがあるそうです。
結局、政府が敗訴し、ケーキということで落ち着きました。
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旅行とマーケット・蚤の市めぐりが大好きな庶民派ロンドナー。
コレクションのヴィンテージ食器を眺めている時に幸せを感じます。
ロンドン発 -庶民的生活-
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Travel.jp「たびねす」にてガイド記事執筆中
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