樹に浸食された廃墟?台湾にある「安平樹屋」の不思議な魅力とは (1/2)

執筆者: 塔子
行けちゃう廃墟

様々なマニアがいる昨今。

廃墟に興味のある方も、意外と多いのではないでしょうか。

 

「廃墟好きだけど、実際行くのは危険かな。」

「行ってはみたいけれど、写真集を見て満足している。」

 

という方、合法的で安全に行ける廃墟があれば、行ってみたいと思いませんか?

 

今回ご紹介するのは、厳密に言うと廃墟ではありません。

名の知れた観光地です。

しかし、廃墟の雰囲気を味わうには事欠きませんよ。

 

台湾の台南へ

ご紹介する廃墟がある場所は台湾

台湾で最も歴史のある街と言われる、台南にその廃墟はあります。


海外となると、行く事に二の足を踏んでしまう方も多いかと思います。

しかし、日本から台湾の第1の都市・台北までは飛行機で3時間程。

交通網が発達していますので、台北から台南までの移動は飛行機、新幹線、バスなど様々な手段があります。

台北からの日帰り観光も可能ですよ。

 

廃墟・安平樹屋

長い間放置されていた、元イギリスの塩業会社の倉庫が廃墟と化し、ガジュマルの木が絡みついた特徴的な建物、安平樹屋

 


植物に侵食された廃墟は日本でもよく見かけます。

しかし、建物の上に木が生え、根が壁を這っているのは、日本では見られない光景です。


 

壁の途中からも気根が出てきてます。

植物の生命力の強さに、驚かずにはいられません。

 


安平樹屋では、一部に鉄骨の支えがあるので、建物が大きく崩れる事なくガジュマルと共存できているそうです。

安全に見学できますね。


 

廃墟感たっぷりの壁も。


 

ほぼ、壁と木だけの建物ですが、その2つが一体化して不思議な空間を作り出しています。


全体的に廃墟の雰囲気が漂う建造物ですが、一部は整備されています。

普通の方にも受け入れられやすい観光地になっていますよ。


 

階段を登ると、上から建物を見ることができます。
様々な角度から眺めて楽しめる設計です。

 
 コラムニスト情報
塔子

建物って国や地方によって個性があって、おもしろい。
世界中の廃墟を見て回るのが夢です。

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