沖縄民が教える、夏野菜「ゴーヤ(にがうり)」の栄養効能・選び方・おすすめゴーヤー料理
夏野菜といえばゴーヤーチャンプルー!苦いけれど栄養豊富で、夏バテ防止や疲労回復効果が高いのです。沖縄在住民が教える、美味しいゴーヤーの選び方や料理を解説します。
沖縄の野菜といえば、ゴーヤと答える人が多いのではないでしょうか。
本土では「苦瓜(にがうり)」や「ゴーヤ」と呼ばれることが多いですが、沖縄の方言は「ゴーヤー」と語尾を伸ばします。
沖縄には「食は健康を維持するための薬」という考え方あり、沖縄の方言で「ぬちぐすい(命薬)」といいます。
その為、ゴーヤは夏バテ防止の効果もあり、南国沖縄では昔から良く食べられています。
そんな沖縄で愛され続けているゴーヤについて、栄養効能や美味しい料理、選び方ご紹介します。
せっかくなら、良いゴーヤを選びたいですよね。
以下の3点に注意して見てみましょう。
- 色が濃い
- イボイボが密集している
- 他に比べて重く硬い
特に3点目が重要で、重い方が肉厚、硬い方が新鮮という証拠になります。
是非、手に取って比べてみて下さい。
ゴーヤには、100g当たりでビタミンCが76mgも含まれています。
これは、キュウリやトマトの5倍以上です。
ビタミンCは加熱すると壊れやすい栄養素ですが、ゴーヤに含まれるビタミンCは、加熱したり炒めても壊れにくく、効率良く摂取することが出来ます。
美肌効果、シミ・しわ防止、免疫力を高める効果があります。
●ビタミンCの効果的な摂取方法は「こまめに摂ること」
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ゴーヤ特有の苦みは、食欲増進や体を冷やす効果があります。
夏バテで食欲がない、元気が出ない時にピッタリですね!
しかし、この苦みが苦手な方もいらっしゃると思います。
そんな場合は、スライスしたゴーヤを塩揉みし、加熱すると苦みが取れます。
夏バテ防止(食欲増進)・生活習慣予防・血液の流れをよくする効果があります。
ゴーヤ料理といえば「ゴーヤチャンプルー」と答える人がほとんどではないでしょうか。
「チャンプルー」は沖縄の方言で「ごちゃ混ぜ」「混ぜこぜにした」という意味です。
沖縄では豚肉などの代わりに、ポークを入れることが多いですね。
- 食感を楽しめる「ゴーヤーチップス」
- 苦みが苦手な方も食べやすい、ナスやパプリカと一緒にカレーに入れた「夏野菜カレー」
これらのように、アレンジで色々な料理が楽しめます。
お酒のお供に、スライスして炒めたゴーヤを麻婆豆腐に入れて「ゴーヤ豆腐」にすると、辛さと苦みが絶妙にマッチしてお勧めです。
皆さん、こちらの「ゴーヤDRY」はご存知でしょうか?
何とゴーヤが入ったクラフトビールなのです。
本来、ホップから引き出されるビールの苦みに、ゴーヤの苦みをさらに追加。
ホップの苦みよりもスッキリとしているのが特徴です。
ホップの苦みが引いた頃に、後から口の中に爽やかに広がります。
100%沖縄産のゴーヤを使用。
お酒ですが、栄養価の高いゴーヤが入っているので、少しだけ体に良いことしている気持ちになりますね。
今や全国どこでも手に入るゴーヤ。
沖縄に居ずして、沖縄気分を味わうことも出来る野菜でもあります。
楽しく美味しくゴーヤを食べて、皆様の「ぬちぐすい(命薬)」になればと思います。
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