フランス人女性から学ぶシンプルネイル!フランスの意外なネイル事情とは?
はじめまして。フランスでネイルをやっているネイリストMIKIです。
フランスのネイルについて、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
お洒落な洋服を着こなすフランス人なので、爪先までもちろんお洒落なはず。
いいえ、これは残念ながら間違いなのです。
ネイルに関しては、日本の方が断然進んでいるのです。
では、フランス人女性はどんなネイルをしているのか、少しご紹介しましょう。
美容院に行く回数と同じくらいまめにネイルサロンに通うフランス人女性もいますが、多数のフランス人がネイルをやる機会が多いのは、大体年に2回くらいです。
そう、夏のバカンス前(なんせバカンスは年に5週間の国です)と12月のクリスマス前。
フランス人にとって、ネイルとは日常的にするものではなく「ちょっと特別な時にやる」というイメージなのかも知れません。
フランスで圧倒的に多く見かけるのがフレンチです。
フランス人女性は、洋服ではカラーや柄で遊んでも、ネイルは遊び心がなく、クラシックなスタイルを好むのが特徴です。
ちなみにフランス語でもフレンチネイルは「フレンチ」で通じます。しかしRの発音にはご注意を。
最近は、フレンチに少しアート(といっても最も多いのがアクリル絵の具やネイルシールなどを使うアートですが)というネイルも見かけるようになりました。
日本では少ないかもしれないですが、こちらではフレンチでなければワンカラーが主流です。
色味ですが、フランス人だけでなく、欧米人が好むのは赤です。
パリのストリートスナップ…確かに赤いシンプルネイルが多い。
アートはほとんど見かけずシンプルな物ばかり。
ただし、白い肌には赤が似合うのは確かで、よりフェミニンさを求めるフランス人マダムは、迷わず赤をチョイスします。
特に年配マダムがしていると大変格好良いものです。
そして多いのが、爪には何もしていない人です。
私が今まで見てきた中で、欧米人はアジア人に比べて、元々の爪の形があまり良くない人が多い気がします。
「ネイルなんて…」と尻込みをして、何もしてない人が多いのです。
爪を伸ばしてる人も、あまり多く見かけません。
日本では主流となっているジェルネイルも、実はフランスではそこまで浸透していません。
少し前まではアクリル、そしてジェルといえば日本でいうハードジェルがメインでした。
マシンでガンガン削るというのが、ごく普通だったのです。
ここ数年になり、ようやく普通のジェルが出てきましたが(仏語でGel UV)、 今でもポリッシュ(仏語でvernis)も変わらずに人気です。
また、ジェルポリッシュ(仏語でvernis semi-permanent)も本当に最近になって、ようやく目にするようになってきたという程度なのです。
フランスに来る前は日本のようなネイル環境をイメージしていましたが、いざ来てみるとそのギャップに少しがっかりしたことも事実です。
しかし逆に、フランス人に日本風ネイルを知ってもらいたいという気持ちも強くなりました。
日本文化が好きな人が多いフランス、そのうち文化の1つとして、日本のネイルアートも人気になってくるかもしれません。
フランスのネイル文化、まだまだ見逃せませんね。
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スイスのジュネーブ近くの
フランスでフリーランスのネイリストをしています。
【happygelnail】
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